かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

こんそめ

 今日は久々に早く家に帰ってこれた。

 早く帰ってこれると、余裕が生まれる。

 彼女は仕事終えた後、実家に行っていて不在。となれば僕が料理をしよう!ということで冷蔵庫を覗いた。

 とにかく野菜を使いたかったので、ブロッコリーとキャベツを取り出し、スープにすることに。

 ブロッコリーのスープといえばコンソメスープ。

 実家で多かったからか、もうそれが定番化している。

 おいしいコンソメスープを作ってあげよう!と張り切った僕は、スマホで良さそうなレシピを探したけど、コンソメスープってシンプルなのよね。

 特別なレシピなんてなかった。

 仕方がないので普通に作り始めた。

 キャベツを切って、ブロッコリーを切って、お鍋に入れて、コンソメも入れて。

 料理をするのって一種の愛情表現だと思う。

 よく、愛情を込めたから美味しいとかいうじゃん、適当なこと言いやがってと冷ややかな目で見てたけど、実際そうかもしれんなと思いはじめた。

 だって、料理してる時って食べる人のこと考える。

 彼女が美味しいって言ってくれるように作らなきゃな~とか。

 こういう風に調理するのは好きかなあとか。

 いろいろ考えながら作る。

 彼女もきっと、普段料理している時、そんな風に考えてくれているはずだ。

 彼女のことだから、僕以上に考えてくれているんだろう。

 そう思うと、すごく感謝の気持ちが湧いてきた。 

 ありがとう。

 僕のアレンジを加えたコンソメスープは、彼女にも好評だった。

 彼女はあんまりコンソメスープではテンション上がらないんだそうな。

 でも美味しいって言ってくれたからよかった。

 彼女が喜ぶ料理をまた作りたいなあ。

 肉の塊を焼くしかないか。

 おわり。