かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

きょうつう

 三年前の僕は、ラウンジ・ミュージックを聴きながらブログを書いていたらしい。

 謎のオシャレ感。

 彼女とCDを借りに行って、アーティスト名の響きだけで借りてきたらしい。

 この時の僕は超気に入っているみたいだけど、三年も前となると何を聴いていたのか、この情報だけだと思い出せない。

 ということで、パソコンに保存された情報を頼りに、答えを導き出した。

 アーティスト名は「ステファン・ポンポニャック

 なるほど、納得の名前である。

 どうして気に入ったのかもよく分かるし、僕らの気があって借りたのもよく分かる。

 気にいる感じのやつだ。

 せっかくなので聴きながらブログを書くとする。

 こういう感覚の共通するところが、気が合う理由なんだと思う。

 同じノリで話ができるっていうのかな。

 ポンポニャックっていう響きが気に入ってるわけなんだけど、これを良いね!って言う人と、別にって言う人で分かれるわけだ。

 さらに言えばそこから、CDを借りようと思う人と借りるほどじゃないっていう人に分かれる。

 そういう選択がいくつもあって結論に至るわけだけど、僕と彼女はその選択が同じなんだよね。

 だから気が合う。

 面白いことに、結構他の人が選ばないようなところで意見が被る。

 考え方も、考える深さも全然違うはずなのに、一緒になる。

 こりゃあ僕が彼女を幸せにするために存在していると思い込んだっておかしくないよね。

 今も、僕は彼女を誰よりも幸せにできると信じている。

 出会った頃からその気持は同じだ。

 三年前のブログを読み返すと、幸せそうだなあと思う。

 今も僕は幸せでいっぱいだ。

 三年後、このブログを読み返した僕は何を感じるのだろう。

 楽しみだ。

 おわり。