かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

しあわせはこうかばつぐんだ

 昨日のことがあったので、今日も彼女に会うまではこの世界に楽しいことなんてひとつもないんだ、くらいの悲観論者になっていた。

 でも彼女に会って、話をして、あぁ彼女が帰ってきたって思った。よく分からないと思うんだけど、昨日の彼女はいつもの彼女じゃなくて、いやもうそれは僕がいつもの僕じゃなかったってことで、彼女に変わりはなかったのかもしれないけど、とにかく今日の彼女はいつもの彼女だった。そうするとやっぱり僕は嬉しくなって、ウキウキして、この世界にはこんなにも幸せなことがあるのかっていうくらい全てが良いことのように思えるようになった。

 なんかよく、恋人と喧嘩した後に仲直りするといつもより相手を愛おしく思っちゃうみたいなやつあるじゃん。喧嘩という刺激があって、相手が離れていくかもしれないっていう不安とかもあって、それを乗り越えると今までと少し見え方が変わったりして。

 それと同じような感じで、今日の僕には彼女の全てが愛おしく思えた。ただそこに彼女がいてくれるだけで幸せみたいな。

 僕の方見て笑顔でいてくれる!幸せ!

 僕に話をしてくれる!幸せ!

 つねられた!幸せ!

 こっちにきてくれた!幸せ!

 みたいな。

 幸せが溢れ出してくるような。

 そんな感じだったからいつにも増して元気だったと思う。僕が元気なら彼女も楽しくいられるし、いいことばっかり。

 今日は仕事も一緒にできるものが多くて、いつも以上に彼女といる時間が多かった。彼女と話をしていると、僕と彼女にしか分からないノリって多いなあって思う。お笑い芸人のネタとか、マイナーな漫画の話とか、いちいちこの人のネタでこういうのがあってねって言わなくても通じ合える。そりゃあいろんなものを共有しているからなんだけど、こんなレベルでいろんなものを共有している人ってそうそういないと思う。余計な言葉を必要としない関係って本当に心地よい。第三者がいる場合はちゃんと配慮して説明はするんだけど、僕たち二人の会話を聞いていたら、共通の知識ありすぎじゃね?って思うかもしれない。僕としてはそう思っていてほしいなーって思う。彼女ととっても仲良しなんだぞーっていうアピール。

 僕たちの会話を聞いて笑ってもらえたりすると、仲の良さを認めて貰えたような気がする、って前も言ったけかな。僕が思っている楽しさとか、息のあってる感じが伝わって笑ってくれてるのかなと思うと嬉しい。

 今日僕たちの会話を聞いていた人に、どんなネタが始まるのかと思ったって言われて、それが結構嬉しかった。僕たちの会話を楽しんでもらえてるかも!って浮かれた。

 そんなこともあって、今日の僕は結構調子良かった。しばらくはこの幸せと楽しさを享受したい。