かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ドライブの妄想

 最近の僕の楽しみは自分の車に彼女を乗せる妄想をすることだ。

 今まではずっと車を借りて使っていたから、借りる度に肩身の狭い思いをしていたし十分に気を使って乗る必要があった。

 そこでいつだったかブログにも書いたように車の購入に踏み切ったわけだ。たぶん一ヶ月くらい前に思い立った。新車は予算的に買えないので中古車を買おうと思い、車屋さんに行って探してもらって先日やっとお目当ての車に出会えた。すぐにその車に決めてお金を振り込んで、高い買い物しちゃったなあと思った。後悔はない。まだ納車までもうしばらく掛かりそうなので、今は車を手に入れた時の妄想をして過ごしている。

 もちろんその妄想の中に彼女が登場するわけだ。僕は車の運転が好きだから、自分が新しい車にのれるというのがもちろん嬉しい訳だけど、それ以上に彼女を車に乗せるっていうことが楽しみで仕方がない。車が変わるだけで、ドライブする事自体に変化はないのになぜか無性に楽しみ。

 車が来たらまずこれからの寒い季節に備えてひざ掛けを車に積んどこうとか、彼女とドライブする時にあるといい物なんかを用意することを想像してはうふふってなっている。楽しみ。

 自分の車で彼女とデート。良い響きである。

 彼女がいなかったら、僕が自分の車を買うのはもうちょっと先のことになっていたかもしれない。彼女と出掛ける時のことを考えると絶対自分の車があった方がいいというのが決断する一つの要素になったことは間違いない。

 現代の価値観では軽自動車というのはそれほどダサいと思われないのかも知れないけど、僕は車好きなせいかやっぱり男なら普通車に乗らなきゃなーって思ってしまう。今まで借りていたのが軽自動車だから、ずっとその点が気になっていた。だから今回、買うなら絶対普通車だ!ってところから車探しが始まった。

 きっと僕の車に僕の次に長く乗るのが彼女になるはずだ。だから彼女が凄く好き!とまではならないにしても、いいんじゃない?くらいに思ってもらえる車を選ばないとなーって思って、車種と色を相談した。彼女はそこまで車に興味がないから、あんまり関心を持ってくれないかなあって思っていたけど、ちゃんと見て比べてくれて相談に乗ってくれた。嬉しかった。

 今ふと思ったけど、結婚して車を買う時に奥さんに許可を得るときはこんな感じかもしれない。結婚してたら金額についてもっと話し合うことにはなるだろうけど。

 自分の買い物だけど、彼女に相談に乗ってもらえていい車を選ぶことができてよかったなあと思う。

 早く彼女を助手席に乗せてドライブがしたい。最近は毎日その妄想をしている。乗り心地とか車の感じとか彼女が実際に見て乗ってどう感じるか不安ではあるんだけど、でもとにかく楽しみでわくわくしている。

 僕個人の買い物ではあるけど、彼女にも関係した思い出深いものがまた一つ増えることになった。