主役オーラ
今日は仕事終わりに焼肉を食べに行きました。
あまり好きではない上司に誘われたのであまり気乗りがしなかったのだが、彼女が僕が行くなら行くと言ってくれたので、それなら、と行くことにした。彼女が行かないのであれば僕はお断り申し上げることになっていただろう。誘われた時にどう断ろうかって考えてちょっとテンション下がったくらいだからね。
結局、わりと楽しくわいわいとお話しながら食事ができて、来たことを後悔するようなことにはならなかった。楽しめた。隣に座ったのが彼女だったというのがその結果に大きな影響を及ぼしていることに疑いの余地はない。何人かで食事に行った時、大体の場合彼女は僕の隣をキープしてくれる。非常に嬉しい。メニューを見ている時に覗きこんでくる彼女が近くてドキッとする。彼女が近くにいてくれて嬉しい。
仕事の話だったり、何人兄弟でしょう!って当てるクイズ出したり、僕にスマートっていうあだ名が付いたり。色々あったけれどもそれの詳細を語るのがちょっと面倒、ということで焼肉会を通して感じたことについて書く。
彼女が話題の中心にいるなあっていうこと。
気づくと彼女が中心になって会話が広がっていく。会話のきっかけを作るのもだいたい彼女。彼女が話したがりでみんなに話をする余裕を与えないまましゃべり続けているというわけじゃない。他の人の話もしっかり聞くし、それに関して広げていくこともできる。自分がメインで話していても他の人に話題を振って自分だけがしゃべり続けるっていう状況にならないようにすることもできる。相手の反応を求める話し方ができるから、一人でしゃべり続けているっていう事にならない。これも一種の気配りだよね。
彼女が話すことが必然的に多くなるんだけど、それによって彼女が話し過ぎとはきっと誰も思っていない。ごく自然な流れで彼女がしゃべってそれを聞くという形が出来上がる。これが単なる話し好きな人と彼女が大きく違うところだ。
だいたい話し好きとかおしゃべりな人っていうのは自分の話ばっかりで、しかもそれが自慢話だったりしてつまらない。自分が喋ることで気持ちよくなっている状態だよね。
彼女は決してしゃべっている自分に酔っているわけではなくて、喋ることで周りに気を遣っている状態なのだ。
ちょっとした発言を拾って広げることや、自分から会話のきっかけを出すことや、沈黙に向かいそうな時にすかさず別の話題を出してくることもそうだ。違和感なくそれをこなせる。無理やりやってる感がない。
それによって周囲は好きな様に楽しい会話をそれぞれ楽しめる。
彼女は必然的に会話の中心にいることになる。それはみんなが無意識に求めた結果なのだ。
こういう食事の場だけでなく、彼女というのはいつも中心にいる存在だなあって思う。彼女にはその位置が似合う。舞台で言ったら主役のポジション。僕からみた彼女は主役としてのオーラをまとっているように思える。物事の中心、会話の中心にいることが最も自然なように。
場を盛り上げられて、みんなを楽しませられる。
やっぱり彼女は素敵な人だなあって思うのでした。