かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

たにんどん

 彼女は今日、実家に行って、みずまんじゅうくんとおはぎちゃんの相手をしてきたらしい。

 朝から行って、夕方帰ってくるという、ほぼ一日面倒をみるコース。

 時間だけでも大変そうなのに、ぎっちり中身も詰まっている。

 お出かけしたり、おままごとしたり。

 お昼寝させようと頑張ってみたり。

 休む間は殆どなかったんじゃないかな。

 これだけたっぷり遊んだのに、帰る時になるとみずまんじゅうくんは、まだちょっとしか遊んでないといって彼女が帰るのを嫌がるのだそうだ。

 相当彼女と遊びたいらしい。

 彼女と遊べる機会がなかなか無いから、遊べる時にめちゃくちゃ楽しく感じられて、もっと遊びたい!ってなる理論は分かる。

 でもきっとそれだけじゃないよね。

 単純に機会が少ないからだけじゃないはず。

 一番大きな要因は、彼女が遊ぶの上手というところだと思う。

 僕が一緒にいる時に見ていても、楽しませるのが上手だなと感じる。

 一緒になってわーいわーいって盛り上がって遊べる。

 でもちゃんと大人として、正しい方向に導くし、安全面の確保もきっちりしている。

 同じ目線で遊ぶことと、大人としての目線から遊ぶことと、両方をバランスよく行えているんだと思う。

 大人の都合を押し付けるように遊ぶこともなく、かといって子どもたちの好きなようにさせてしまうこともない。

 うまいのだ。

 だからこそ、もっと遊びたい!帰らないで!って駄々こねられるんだと思う。

 僕も一緒に遊ぶことあるけど、おじさん帰らないでって言われないもんね。

 彼女との大きな差があることが分かる。

 子どもの気持ちをわかってあげながら、上手に遊べる彼女は素晴らしい。

 帰ってきてぐったりみたい。今日はよく頑張ったと褒めてあげたい。

 おわり。