かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぶんぶん

 仕事を終えて帰るときに、晩御飯をどうしようという話になった。

 LINEで連絡取ってたんだけど、電話したほうが早いや!と思って掛けてみた。

 ずっと彼女のスマホが壊れてて、電話ができなかったんだけど、スマホを新しくしたので使えるようになった。

 改めて電話を掛けてみると、なんだか幸せな気分になった。

 思えば結婚してから電話ってほとんどしたことがなかったんだよね。

 もちろんそれは、したくなかったんじゃなくてスマホが壊れてたからなんだけどね。

 電話を掛けられないことはそんなに不便だとは感じてなかった。

 仕方ないなーって。

 でも今日気づいた。

 電話できるって素晴らしいことだって。

 毎日帰れば会えるわけだし、文章での連絡はいつでも取れるわけだし、電話ってそんなに重要じゃないと思ってたんだけどね。

 それは間違いだった。

 なんかこう、仕事終わってホッとした気持ちの中、彼女に電話をして声を聞くということの良さ。

 今日電話してて、声を聞けてよかった~って思った。

 なんでかなあ。

 安心するっていうのかなあ。

 とにかく良い気分だった。

 電話の結果、夕飯はカレーに決定。

 彼女が準備を進めてくれていたので、スムーズに食事をすることができた。

 やっぱり文字でのやり取りより、声が聞けるのはいいね。

 そう再確認した出来事だった。

 おわり。