かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

彼女と電波

 そういえば最近、彼女の機械との相性が悪いエピソードに一つ追加されるような出来事があった。

 最近どうやら彼女の家のWi-Fi環境がよろしくないらしい。スマホから接続させているんだけど、電波が弱かったり、酷い時には繋がらなかったり。

 彼女からそんな状況を聞いていたんだけど、その話から原因の特定は難しいし、困ったなあどうしたらいいかなあと考えるだけで終わっていた。

 そしたら二日前くらいの夜、彼女がWi-Fiに繋がらずLTE回線になっちゃうという連絡が入った。寝る時の通話は長時間になるため、Wi-Fiでしないと通信量の規制に引っかかってしまう。

 このままでは僕の心のオアシスである電話ができない!というピンチ。

 更に、彼女はどうしたらいいか分からない状態。Wi-Fiに繋げることはできるけど、繋がらなかったときの対処法は知らない。

 彼女から話を聞いてからしばらく経ってこの状態になってしまったので、僕も何かしらの対処を考えておけばよかったと反省した。

 問題が解決しないまま、時間だけが過ぎていく。

 彼女は徐々に追い詰められていて、行き場のない苛立ちや焦りみたいなものでいっぱいになっていた。

 寝なきゃいけないし、でもWi-Fiには繋がらないし、八方塞がり状態。

 僕が彼女の家に上がりこんで、ルーターをいじったり、スマホをいじったりして原因を探ることができれば一番いいんだけど、もちろんそれはできない。

 スマホで連絡を取りながら、あれをやってみたら?これをやってみたら?って彼女に言うけど、文字では伝えにくいし、そもそも彼女の苦手ジャンルだから伝わりにくい。

 結局、かなりの時間格闘した後、電源を切って入れなおすことで通信が復活したらしく、無事寝る時の電話をすることができた。

 よく分からないけど、うまくいかない、何かしらのエラーが出る、みたいなのが彼女と機械の相性の悪いときの状態だ。で、それがよくある問題かっていうとそうでもなくて、お手軽には解決できないものが多い。

 彼女のやり方が悪いとか、設定がおかしいみたいなのだったらすぐに修正できるけど、大体の場合、最善を尽くしているのになぜかおかしいという状況になっている。

 だからもうそれは彼女が悪いわけではなくて、機械が悪い、もしくは彼女と機械の相性が悪いとしか言い表せないのだ。