かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

すいか

 僕は毎日彼女からプレゼントを貰っている。

 そんな風に考えたらとっても素敵なんじゃないかとひらめいた。

 作ってくれた、ご飯やお弁当。

 これは毎日彼女が僕のために作ってくれるプレゼントだ。

 いつも一緒にいてくれること、僕に対して掛けてくれる優しい言葉。

 これもプレゼントだと思う。

 僕に楽しさや喜びをプレゼントしてくれている。

 素敵でしょ。

 前から言ってるけど、彼女は僕を喜ばせるのが上手だ。

 僕相手だけじゃないかな。

 他人を喜ばせるのが上手だ。

 こう言ったら喜ぶだろうなとか、あの人ならこういう風にやったほうが気に入ってくれるはずだ、みたいな、相手の気持ちを予測するのがうまい。

 色々悩んで答えを導き出すときもあるけれど、感覚で瞬間的に判断していることのほうが多いと思う。

 その判断能力は真似出来ないと思う。

 精度といい、早さといい、僕がやろうと思ってもできない。

 経験と、情報と、想像力。

 これらをうまく絡み合わせて、精度の高い予測ができるわけだ。

 今まで会話して得た反応によって、相手の性格や趣味趣向を蓄積。

 更に会話の中で出てきた話題によって、好きなもの、嫌いなもの等の情報を蓄積。

 それらの情報を並べて、総合的に考え、あとは想像力でどんな行動が最適かを導き出す。

 彼女はこの処理を、すんなりできる。

 実際の頭のなかでは、きっといろいろな可能性や思考がぐるぐると回り、活発に動いているはず。

 でもそれを当然のことのように、すんなりやれてるように見える。

 そのスマートさも素敵だと思う。

 うーんうーんって考えて答えを出すよりも、ぱっと答えが出るとかっこいい。

 彼女はその辺りの能力が秀でていると思う。

 毎日僕を喜ばせてくれるのはこの能力のおかげかな。

 おわり。