かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

べにしょうが

 彼女と夜型生活のことについて少し話をしたのに関連して、大きく変わった生活リズムに関して考えていた。

 仕事を変え、彼女と一緒に暮らし始め、早寝早起きが身体に染み付いた。

 夜12時前には眠くなるし、昼過ぎまで寝ているのが当たり前だったのが、朝に起きることが普通になった。

 夜型生活から朝方生活に変えることによるデメリットというのを彼女が教えてくれたんだけど、一番は夜の活動時間が取れないことらしい。

 正にその通りで、今までテレビを観るだとか、ゲームをするだとか好きなことに費やす時間が、なくなってしまう。

 活動していたはずの時間が睡眠時間に充てられているのだから。

 今までやれていたことが、できなくなってしまう。

 自由な時間がない。

 これって相当なストレスになる。

 僕は毎日仕事があって、自分のために早く寝なきゃいけないから仕方ないんだけど、彼女は僕の生活に合わせてくれている。

 もうちょっとテレビ見ていたいとか、もうちょっと本を読んでいたいとかあると思う。

 でも、一緒のタイミングで寝る支度してくれる。

 それでいざ寝ようって横になると、すぐ眠くなっちゃって彼女より先に寝ちゃう。

 結構ストレスだと思う。

 それを我慢して僕に合わせてくれてる。

 いっぱい我慢してくれてるんだと思う。

 先に寝始めた僕を叩き起こしたくもなると思うんだよね。

 僕が仕事で疲れてるんだろうなって思って、やさしくしてくれてる。

 そんな彼女の優しさが嬉しい。

 こんな自分勝手な僕を好きでいて貰えるのも嬉しい。

 僕も彼女が大好きだ。

 朝起きて、彼女がいてくれる。

 ものすごく仕事に行きたくなくて、憂鬱でたまらなくて、笑顔も出せないときがある。

 今日がまさにそれだった。

 心配そうに僕を見てくれる彼女が好きだ。

 なんとか元気づけようとしてくれる彼女が好きだ。

 実家にいるときなら僕は一言も発さないまま仕事に向かうだろう。

 彼女のおかげで少し会話をする元気は出る。

 仕事から帰ってくれば、嬉しそうに迎えてくれる。

 時折、寂しかったよって言ってくれる。

 そんな彼女も好き。

 僕がいなくて寂しがってくれるなんて可愛い。

 ご飯もすぐに食べられるように考えて用意してくれている。

 妻の鏡だと思う。

 今日はその晩ごはん計画を僕の気まぐれで崩してしまって、申し訳ないことをした。

 こうして毎日を振り返ると、僕ばっかりわがまま言って、彼女に合わせてもらっている感じがする。

 だめだめじゃんね。

 僕が自分のことでいっぱいで、彼女への気配りが足りなくなってきている。

 彼女のこと大好きだし、幸せにしたいと思っている。

 自らそれとは逆の方向に行きそうになっているのを方向修正しなくちゃ。

 おわり。