かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

どらやき

 彼女が家事を頑張ってくれるのでとても助かる。

 同時に彼女にばかりやらせてしまっている罪悪感がつのる。

 仕事のせいで精神的にへろへろな状態で帰って来たけど、それを言い訳にして彼女に全部やらせちゃったらよくない。

 今日は殆ど全部彼女にやってもらってしまった。

 彼女も疲れていただろうに。

 彼女はどんどんお料理のクオリティを上げてきている。

 同じクオリティのものをより短時間で、そして今まで美味しく作れていたものを更に美味しく作ってくれる。

 ぱぱっと作っているように見えるけど、そんなに楽じゃない。

 頑張ってくれているのはよく分かる。

 片付けだってそうだ。

 ぱぱっとやってくれてるけど、本当はやりたくないだろうし、面倒だろう。

 でも頑張ってくれている。

 僕も頑張らなきゃなあって思う。

 どうしても、自分がしんどいと、そのことばっかりに集中してしまって、彼女がどれだけ大変かとか、どれだけ頑張っているかということを考える力が低下する。

 彼女は自分がしんどくても、僕のことを思いやってくれる。

 自分がしんどいからって視野を狭くしないのだ。

 周囲をよく見ている。

 僕のこともよく見てくれている。

 だからこそ、自分がつらくても、相手がつらいのを感じ取って優先してあげるのだ。

 だから限界まで頑張っちゃう。

 僕はそうさせまいと思っていても、やっぱり彼女に頑張らせてしまう。

 自分に甘いのかもしれない。

 彼女は自分に厳しい。とっても。

 そんな彼女の甘えられる場所を僕が提供しなきゃいけない。

 しんどいとか言ってる場合じゃないんだよね。

 元気でいなきゃいけないし、体力的にも精神的にも余裕をもってなきゃいけない。

 明日頑張れば休みだし、気合を入れて乗り切るしかないね。

 おわり。