かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

あーいたーい

 今日は休みだったんだけど、彼女に会いたかったので職場に行ってきた。

 仕事終わりに会うという選択肢もあったんだけど、彼女がお疲れで今日は早く寝たいと言っていたので、それなら仕事終わりに会うと時間が遅くなっちゃうし、仕事中の彼女の様子でも見にいったほうがいいかなって思った。

 DVDを返しに行かないといけなかったのでついでにお出かけ。彼女が仕事に追われている様子だったので急いで出た。

 もし仕事が多すぎて終わらない!ってなっていたら、手伝うこともできるんじゃないかなという思いもあった。余計なお世話にならないように注意しようって思いながら。

 職場にたどり着くとコソコソと動きまわって彼女の元に向かった。彼女を見つけたら嬉しくなってニヤニヤしてしまって、それを隠そうと胸を張って歩いて行ったら、彼女からドヤ顔で来たって言われた。

 なんできたのって言われなくてよかった!

 いや、彼女はそんなこと言わないよ。でも変なタイミングで行ったら邪魔になっちゃうかもしれないという心配はあった。

 仕事はどうしようもなく終わらないという状況でもなくて、僕は彼女の側でふらふらしていた。なんだかこれだと彼女の仕事を邪魔しているようにも思えてくる。でも中途半端に手伝うのもまた邪魔になってしまう。

 僕は彼女の仕事っぷりを観察することにした。

 途中から以前ここで働いていた人がたまたまやってきて、久しぶりーなんていう会話をしていたんだけど、久しぶりなのはいいけど彼女とふたりきりではなくなってしまったので、このやろう!って思った。

 しばらく彼女の後をついて回って、ちょろちょろしていたけどみんなが仕事を終えて帰る時間までいるのもなーと思って彼女に別れを告げた。

 可能な限り彼女といたいっていう思いもあるし、自ら彼女の元を去る(大げさ)というのも非常に心苦しいんだけど、僕はDVDを返しに行った。

 自分が休みの時に職場へ行って見る彼女って、一緒に働いている時の彼女と違って見える。仕事じゃないから彼女ばっかり見ていられるし、彼女のそばに居ても怒られないし、彼女に集中できる。だから彼女から受ける印象というのも変わってくるのかな。彼女が変わっているというよりも僕の心理状態によって彼女がより素敵に見えるということかもしれない。

 今日も彼女は可愛かった。