かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

客観的に見たら

 今日は休みだったので仕事中の彼女に会いに行った。

 職場には他所から応援の人たちが来ていて、いつもより人が多めだった。その中に僕が以前お世話になった上司がいたので、今日僕が職場に顔を出したのはその人に会うためだ、とみんな思ったようだった。確かにそれもあったんだけど、みんなそう思うだろうから堂々と休日に職場へ行って彼女に会えるなという思いがあった。

 彼女に会うことが目的じゃなかったら休憩時間を見計らって行かないしね!

 お世話になった上司には軽くあいさつと世間話をして、その後休憩に入った彼女と一緒にお話しながらコーヒーを飲んでいた。優しい彼女が僕にパンを買ってくれたので、もぐもぐしながら。

 しばらく話をしていると知らない男の人(応援に来た別のところの上司)が入ってきたけど、いないものとして話してくれていいよと言ってくれたので、本気でいないものとして彼女と楽しくお話をした。

 その後休憩終わった彼女を邪魔しない程度に近くをふらふらしてから帰宅。

 帰宅後彼女から面白い話として連絡が入った。

 僕が帰った後、知らない上司が彼女に「つきあってるの?」って聞いてきたらしい。彼女が否定したところ「彼は好きだと思うよ!!」って言われたみたい。大正解だけど、今日初めて会ったお前になにが分かるんじゃ!と思った。大正解なんだけどね!

 彼女のことが好きというのを隠すつもりはないので、今まで誰にも彼女のことを好きなの?って聞かれなかったほうが不思議だったなあと思った。直接はさすがに聞きづらいかな。

 露骨に出すって言うほどのあからさまな感じではないけど、僕と彼女の雰囲気を読んでそんな質問をしてきたというのは、なんだか面白い話でもあり、僕にとっては少しうれしい話でもあった。付き合っているみたいに仲良さそうに見えたっていうのがね。

 思い返せばあの時、僕は明日の彼女の予定について色々質問をしていたし、それに対する彼女の仕事と関係のないプライベートな返答に難なく付いて行けていた。そんな様子を見ればそう考えるのも当然かな。

 でもね、僕は彼女と仲良さそうに見られるっていうのがすごく好き。主観で彼女と仲良く出来ているなあって思っていても、周りからはどう見えるか分からないから。周りに僕と彼女の関係を認めてもらえているようでうれしくなる。例えそれが一瞬同席した見知らぬ人であっても。

 彼女に会えたし、ほんの少し嬉しくなる情報も得られていい気分だった。