かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

好かれてる話

 彼女が好かれている話。

 何年か前は迷惑な人ばかりに好かれ、彼女はそれに何度も悩まされ、時に怖い思いもしてきた。近年はそんな人たちの影が薄くなり、良い人に好かれているなと感じることが増えてきた。

 このブログにも何度も登場するブッダさんや奥様のヤショーダラーさん、それに女神様。この人達はみんな彼女のことを好きでいてくれているし、評価してくれているなと感じる。予定を合わせて食事に行ったり、話を聞いてくれたり、彼女のことを気にかけてくれて、彼女はその存在に助けられていると思う。

 そして最近、Y君が彼女のこと結構好きだなって感じるようになった。以前から彼女と仲良くしていたし、僕を含めた三人でわいわいすることも多かったから、当たり前だが彼女のことを嫌いだとは思ってなかった。しかしまあ、積極的に好意を表していくほどの好きという感情を持っているとも思っていなかった。

 昨日僕はY君と出掛け、二人で職場にも顔を出した。その際働いている彼女に会った。少し会話して、僕たちは再び出掛けたのだけれど、その後でY君が彼女の顔を見たら安心したって言い出した。急にどうした?と思ったけど、その日僕たちはいつもとは違う少し緊張するような場所に出掛けていたので、いつも通りの彼女を見て安心したのかなって思った。それと同時に、こいつ結構彼女のこと好きだなって思った。恋愛感情はないだろうけど、職場仲間として、人として、彼女に好意を持っていなかったら出てこない台詞だ。

 今日も、Y君は彼女へのホワイトデーのお返しをどうしようかと考えていたのだが、彼女が好きって言っていたものをよく覚えていて、それを買うことにしたらしい。興味のない人の好みを覚えているわけもないし、ましてやちょっとした会話の中で出てきた彼女の好きなものをよく覚えていたなと感心したし、彼女が好きって言ってたから~っていいながら考えているY君を見ていいやつだなって思った。

 また、チンピラをチンピラと名付けた、リリーさん(以前のブログでMさんってしてた)という方がいるんだけれども最近よくうちの職場へ仕事を手伝いに来てくれていた。本来のリリーさんの職場は車で一時間ほどの離れた所にある。わざわざ来ていただいてすごく助かるし嬉しいわけだが、一番の楽しみはリリーさんと上司やなんやらの愚痴を話すこと。彼女は持ち前の親しみやすさと積極性でリリーさんと一番最初に会った時に意気投合し、仲良くなった。

 今日で手伝いが一段落し、もうこの職場に来ることもないって言っていたんだけど、僕に「(リリーさんの職場に)遊びに来てね」って言い残して帰っていった。これは僕の好感度が高かったというよりも、彼女に対する好感度が高くて、彼女が僕といっしょに遊びに行くと言ってくれていたからだと思う。

 二人が話しているのを見ると、とっても仲良しそうで、リリーさんは媚びるとかしないタイプだし媚びられるのも嫌なタイプみたいで、つまりリリーさんは彼女と本当に楽しく話していたってことなのだろう。じゃなかったら遊びに来てとも言ってくれないだろうしね。

 他にも職場に来るお客さんで彼女のことを好きでいてくれる人が何人もいる。

 彼女がたくさんの人に好かれていること、僕から見ても良い人だなとか尊敬できるなって思う人たちに好かれていることが嬉しい。

 僕が彼女と出会った頃、彼女のことを評価してくれる人がとても少なかったように思うけれど、それに比べると今のほうが彼女のことを理解し評価してくれる人が増えたなって思う。

 自分にとってどうでもいい人たちに好かれるよりも、自分が好きな人や尊敬している人に好かれている方が何倍も価値があると思う。その価値を彼女は確実に手に入れていっている。

 彼女はいい人たちに好かれている。