かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

観察分析の名人

 彼女の観察力とか分析力がやっぱりすごいなと思った。

 今日、仕事終わりの彼女に会うことができて、しばらく話をした。

 最近僕は転職をしようと思っていて、今の仕事とは全く関係のない職種に就きたいと思っている。そこで、こういう仕事が気になったという話を彼女にしている。

 僕自身、自分の適性を考えてこれだったらやれそうかなあとか、これは向いているかもしれないというのを選んでいるんだけど、それを彼女に伝えると、君にぴったりだね!っていうようなコメントをもらえない。

 その際に彼女は、この仕事にはこういう部分があって、ここはやれそうだけど、別のこの部分に関してはできるかな?っていうところだよね、というようなすごく具体的な指摘をしてくれる。

 僕はそれを聞いて、あぁその通りだ!ってものすごく感心する。僕の考えが浅はかなのもあるけど、彼女は僕以上に僕のことを分かってくれているんじゃないかなって感じる。僕の良い部分と悪い部分を少し離れた所から冷静に観察して分析して、僕というものをしっかり把握してくれているように思う。

 今日彼女に話した仕事は、僕に合ってそうというコメントを頂けた。まだ明確にこの会社に行きたいというのはないし、この業界がどういうものかも分かってないから、これからちゃんと調べていかなきゃなって思っている。

 また、この間僕が彼女に、こんなの見つけた!と素敵な雑貨の写真を送ったのだが、既に彼女がチェックしていたものだったということがあった。どうやら去年、僕の誕生日プレゼントの候補として挙がっていたものだったらしい。

 彼女に写真を送った時に、すごくいい!これ欲しい!って思っていたので、もしこれをプレゼントとして貰えてたらすごく喜んだことは想像できる。「このわけわからないの好きそうだなあって思って」という彼女の台詞が、もう正にその通りで、一見邪魔にしかならないようなものだし、便利なものってわけでもない。用途の狭いわけのわからないものだからこそ魅力を感じた。

 彼女の台詞から、僕の良いって思う感覚とか、価値観をちゃんと理解してくれてるってことが伝わってきて、すげえって思った。

 それと、彼女がそれを見つけた時に、僕にそれを紹介すると、プレゼントの可能性を匂わせてしまうと思って送らずにいてくれたんだそうだ。この細かな配慮も素晴らしい。おかげであの時の僕は彼女から何を貰えるか分からず、わくわくしてた。最終的に彼女が考えてくれたのは眼鏡で、僕はそれがものすごく嬉しかったわけだけど、その雑貨を貰えてもすごく嬉しかったはずで、彼女は僕が喜ぶ可能性をいくつも用意出来ていたということになる。

 僕は人から何を考えているか分からないって言われるし、何が好きか分からないともよく言われる。だから、こんな僕のことをこれだけしっかり把握してくれている彼女ってものすごいなって思う。

 一緒にいることも多いからそれだけ僕の好みを把握できるというのもあるけれど、彼女は僕以外の人に関しても、こういう性格であるとか、こういうのが好きそうとか、その人のことを的確に分析できる。

 それはやっぱり、彼女の観察力と分析力のなせる技なのだろう。