かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

送迎

 今日は彼女と遊ぶ日、ではなかったんだけど彼女とお出かけをした。

 どういうことかというと、彼女が結婚式の二次会に招待されたので、僕が会場まで送り迎えしたっていうこと。

 彼女が会場までたどり着けるか不安っていうのとどうやって行こうって考えていたから、僕が送り迎えするよ!って言ったらあっさりOKしてもらえた。

 え?別にしなくていいよ…みたいな反応されるかと思っていたので、していんだ!やったー!ってなった。

 彼女の役に立てること、少し視点を変えれば彼女とドライブデートができるということ。僕にとって利点しかないわけだ。

 カーナビがあるとはいえ、ある程度場所を把握しておかないといけないだろうということで、前日にGoogleマップで会場の位置と道のりを下調べした。会場までは片道約40分。送ってから一度帰宅するには少し遠いので、現地で時間を潰そうと思って、周囲に良さそうな場所がないかも調べた。無料の駐車場がある公園を見つけたので、とりあえずそこで時間潰せばいいかなあと考えた。

 当日、彼女を家まで迎えに行く。するといつもとちょっと違う彼女が。髪の毛を後ろでまとめてボリュームを出して、右側には髪飾りを付けていて、前に買ったよって報告してくれた綺麗な色のドレスを着ていて、すごく可愛かった。可愛いし綺麗だった。素敵だった。

 そう、僕はドレスを着た彼女も見たかったんだ。送り迎えすれば見れるじゃんって思ったのよ。で、その願いも叶った。嬉しかったので僕はでへでへしていた。

 時間に余裕を持って、僕たちは会場へと向かった。途中彼女が車に酔って気分が悪くなってしまったみたいで、申し訳なかった。もっと運転上手にならないとなあ。思いやりのある運転練習します。

 会場に到着して彼女をおろして颯爽と走り去った僕だけど、時間に余裕がありすぎて彼女が暇になってるかもしれないと思って近くのお店の駐車場に車を停めて、歩いて彼女の様子を見に行った。近くのお店には後でお買い物に寄らせて頂きましたよ。はい。するとやっぱり会場の外で立って暇そうにしている彼女がいたので、通りすがりで久々に会った友人という設定の小芝居をしてちょっとだけ彼女とお話をした。すぐに彼女のお知り合いの方々が到着したようだったので、僕はささーっとお邪魔にならないように去った。

 その後、僕は予定通り公園に行って30分くらいお散歩して、思ったよりここいい場所だなあお散歩楽しいなあなんて思いながら、彼女とも来てみたいなあって考えていた。素敵な場所はやっぱり彼女と来たいなあって思う。そもそも一人は結構寂しかった。周りは親子連れとかカップルばっかりだったし。でも楽しかった。

 もろもろで50分くらい時間は潰れたものの、まだまだきっと掛かるだろうと思ったので次の作戦を練った。せっかくちょっと地元から少しだけ離れたのでいつも行かないようなところに行こうってことでパソコンのパーツショップを二店舗まわった。あんまり収穫はなかったけど時間は潰せたし楽しかった。これで合計二時間くらい過ごした。残りは会場近くのブックオフで時間を潰そうって思ってふらふらしていた。会場に駐車場があるのは確認してあったので、ある程度時間を潰したらそこで待機するつもりだったんだけど、僕の想定が甘くってブックオフでふらふらしているときに彼女から連絡が来てしまった。急いで僕は会場へと向かった。僕のプランでは会場から彼女が出てきたら、駐車場にいるよってクールに言って、待っててくれてたのー!ありがとうー!って彼女に感謝される予定だったんだけどね。大失敗。でも彼女は迎えに行ったらありがとうって言ってくれた。おまたせしてしまったのに。こういうところでスマートにできないんだよなあ。

 僕がまだご飯を食べていないっていう話になったら、彼女が一緒にご飯を食べてくれるというので一回彼女を家に送って、着替えた後に行くことにした。

 土曜日だから混んでたんだけど、彼女と物件情報誌と求人誌を見ながら時間を潰した。これが結構楽しい。待ち時間を消化してご飯を食べた。店員さんがなかなかうざったい人で(多分悪い人ではない)今日の会話の大半はその店員さんについてだった。あと金太郎のストーリー覚えてる?って話もした。彼女がちゃんとしたストーリーを教えてくれたんだけどわかりやすくて素晴らしかった。僕が記憶を頼りに話した金太郎は殺伐としすぎてたけど、なんとなく本当のストーリーと被っている感じもして、自己評価としては惜しい!って感じだった。

 おいしくご飯を頂いて、ちょっとお買い物に行こうって事になった。彼女が口紅が欲しいって言ってて、持ってない色を買おうかどうしようかーって迷っていたんだけど、迷った時は買ってしまえと思っている僕の後押しにより購入。あとミニカーを買った。ミニカーいいよ。この歳になってもわくわくする。ディズニーとコラボしたダンボのショベルカーがあったので彼女にプレゼントした。喜んでくれたのでよかった。

 彼女とぐるぐるお店を回るの楽しい。ちょっとずつ化粧品の知識がたまっていくのも楽しい。彼女が簡単に説明してくれるのでありがたい。

 お買い物を済ませ、口紅を試しに塗ってみることに。似合わないかもしれないって不安がっていたけど、とってもよく似合っていて可愛かった。素敵なくちびる!

 彼女も気に入ったみたいで今日のお買い物は大成功。可愛いよ似合ってるよって言った時の嬉しそうな顔可愛かったなあ。

 そのあとコンビニへ寄って、デザートを買って二人で食べた。この頃になると僕の気分は今日一日彼女と遊んだかのような感じになっていて、楽しかったなあっていう気持ちでいっぱいだった。

 送迎して喜んでもらえたし感謝もしてもらえて、更に終始もうしわけなさそうにしてくれていた。僕は楽めて嬉しい気持ちにもなれて、ご飯も一緒に食べれてお買い物もできて、すごく充実した素敵な一日だったじゃん!って感じ。

 わざわざ送り迎えさせてしまって申し訳ないって思ってもらえるのも嬉しいけど、そんな風に思う必要ないんだよ!楽しかったよ!って感じだった。

 ドレス姿の彼女可愛かったなあ。全身を写真に収めておきたかった。とっときゃ良かったああああ。