かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぎゅうにくうどん

 音楽って、自分がそれを聴いていた頃のことと結びつけて覚えてるものなんだよね。

 小学生の頃に夢中になったゲームのBGMを今聴くと、その時の思い出が蘇ってくる。

 高校生の時、通学しながら聴いていた曲を改めて聴くと、その時の何とも言えない青春時代を思い出して、ぐっとくる。

 今パソコンの中に入ってた昔聴いてた曲をあさっていたら、大学の頃に聴いてた曲が出てきた。

 当時の僕は当たり前ながら彼女とはまだ出会っておらず、華やかさとは無縁の人生を送っていた。

 大学では仲の良い友人と、リア充とは程遠いけどそこそこ楽しい日々を送り。

 大体の時間をバイトにつぎ込み。

 睡眠時間を削りながらネットゲームをしてた。

 音楽とともに大学生活が思い出される。

 音楽無しで思い出すときよりも、鮮明だ。

 電車に揺られて通学したときに聴いていた音楽。

 車で通うようになって、車内で流れていた音楽。

 講義を受けながら片耳で聴いてた音楽。

 当時はスマホがなかったから、とにかく音楽を聴くことが娯楽だったように思う。

 こんなにも焼き付くのならば、常にBGMで何か流れていてくれれば、その当時のことを音楽に合わせて思い出せるかもしれない。

 最近は車で通勤する時と買い物に行く時以外で音楽を聴く機会がかなり減った。

 彼女と出会ってからも、車でお出かけたくさんしてたから、その当時の音楽を聴けば、いろんな記憶やら感情やらが蘇ってくると思う。

 でも音楽に触れ合う絶対的な時間が減っているのは間違いない。

 僕も彼女も音楽は好きだ。

 好みも結構合う。

 これから先の人生においても、何かしら音楽と結びつけて思い出を覚えておきたいなと思うのだ。

 それでもっと歳を取ってから、彼女と一緒に聴いて、あの頃はこうだったああだったって振り返りたい。

 なんだか素敵でしょ。

 そういう風に生きていきたいな。

 音楽を聴いて昔を思い出していると、おセンチな気分になるね。

 おわり。