かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

とうふ

今日は仕事がお休みで、一日なんの予定もなく、のんびりできる日だった。

前日までは、たっぷり寝てやるぞと思っているのだけれど、いざ目覚めると長く寝るのがもったいないように感じる。

起きて、彼女のお弁当を作り、朝ごはんをぱぱっと済ませた。

たいしたお弁当は作れないけど、おいしく食べてくれるといいなぁと思う。

彼女は仕事に行くので、僕は家を守るのが役目。

片付けとか掃除とかやらなきゃいけないんだけど、のんびり過ごすと決めたので、やったのは洗濯くらい。

あとはずーっと映画を観ながらだらだらしてた。

途中、お昼寝も挟みながら。

彼女が仕事終わりにお友達と買い物に行くと言うので、その間の時間を利用して晩御飯の支度をすることにした。

帰ってきてから支度をしてもよかったんだけど、彼女がおなかすいたー!って言ってたから、帰ってきたらすぐ食べられるようにしておこうって思った。

冷蔵庫にあるもので、出来そうなものをネットで調べて、下準備を進めた。

あれやこれやと準備をしていたら、彼女から迎えに来れる?って連絡が来た。

すぐ近くのドラックストアにいるらしい。

晩御飯の支度中であることは秘密にしておきたかったので、行けるよーと返事をして、猛スピードでひと段落つくところまで準備を進めた。

彼女を迎えに行き、帰りに100円ショップでお買い物をして帰って来た。

結局、途中でご飯の支度をしてたことをバラしたので、最初から言っておいてもよかったなと思った。

準備していたものをぱぱっと仕上げて、晩御飯の完成!

なんとかおいしく出来たのでよかった。

彼女はいつも、僕が料理を作ると美味しいって言って喜んでくれる。

僕は単純だから、そう言ってもらえるとすぐ調子にのる。

自信がつく。

僕が衝動的に本屋さんへ行きたくなった。

一人で行こうかどうしようか迷ったけど、彼女が一緒に行ってくれるというので、二人で出かけた。

夜のお出かけは楽しい。

本屋さんに付き合ってもらうだけじゃつまらんかなと思って、ドラッグストアにもよる予定を組んだ。

彼女が買いたいものあるって言ってたから。

本屋さんに行って、欲しい本を探してたら時間が思ったより経ってしまった。

彼女は早めに買う本を見つけてたのに、僕がのんびり探してたから、お待たせしてしまった。

もともと疲れていた彼女をさらに疲れさせてしまう結果に。

それからドラッグストアを二件回り帰宅。

彼女がしんどいのに、しんどいことを加味した思いやりができなくて、彼女を置いてけぼりにしてしまった。

行動の意味でも、気持ちの意味でも。

反省している。

その後も僕が良くないことをしてしまって、どんどん悪い方向に行ってしまって、あまりにどうしたらいいか分からず呆然としてしまった。

彼女に悪いことをしてしまったのに、どうやって謝ればいいのか、なんて声を掛ければいいのか、考えても思考が頭からこぼれ落ちて行くように、何も思いつけない。

落ち着いて冷静に。

僕に今足りないのは、冷静な思考か。

それとももっと別のなにか。

彼女に謝りたい。

同じ空間にいるのに、すごく距離を感じる。

何を言っても意味がないように思えてしまう。

僕が未熟で自分の感情とうまく付き合えないから、こんなことになってしまった。

後悔しても意味がない。

彼女に謝りたい。

悲しい思いも寂しい思いも、嫌な思いもさせてしまった。

本当に僕は頭が悪いんだろう。

なにか欠陥があるのかもしれない。

だとしたら、それを埋めるための努力をしなきゃいけないし、そうなっている自分をきちんと知らなくちゃいけない。

彼女はうんざりしているはずだ。

謝りたい。