かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おもちぴざ

 今日は得体の知れないコンサートへ行く予定が入っていた。

 彼女が職場の人から譲り受けてきた、二枚のチケット。

 誰かのか、何をやるのか、全くわからないまま行くことになった。

 朝起きて、明日のお弁当の一品を作り置きしておいて、洗濯物を干して、出かける支度をした。

 早めにお昼ごはんを食べて、12時ごろに出発。

 無事予定時刻前に現地へ到着した。

 開場の一時間前には並んでいたであろうご高齢の皆様がわしゃわしゃいた。

 薄々感づいてはいたけれど、若者なんて一握りしかいない。

 あぁ今この集団の平均年齢を下げてるなあ~とか思いながらぼーっと開場をまった。

 とにかく終始BBAがうるせえ。

 ぎゃーぎゃーわーわー。

 喋る喋る。

 会場内に入って席に座っても喋る。

 飲食禁止って書いてあるのに、自販機で飲み物買ってくる。

 始まる前からこんな具合で、僕も彼女も辟易してた。

 こりゃあコンサートが始まっても、うるさいんじゃないかなあっておもってた。

 自分でお金出して観に来たコンサートでこれだったら、ブチ切れてるねーって彼女と話をしてた。

 そんなレベルだった。

 コンサートが始まり、まぁこんなものよね~って思いながらそこそこ気分良く演奏を聴いてた。

 BBA共は1時間経過したくらいから飽きはじめたのか、ちょこちょこ話し声が聞こえてきたが、そこらで休憩が入った。

 ギリギリ耐えられんこともないなというような環境。

 ぶっちゃけ帰りたい気持ちもあった。

 しかしせっかく貰ったチケットを無駄にはできない。

 後半開始。

 手拍子を強要されるが、さすがにやる気にはなれず。

 彼女の後ろのBBAがイスを蹴ってきているらしく、彼女がめちゃくちゃ不愉快な思いをすることになった。

 終始。

 くっついていないはずの僕のイスにまで振動が伝わってくるレベルだったので、結構な衝撃だったんじゃなかろうか。

 最悪である。

 しかも後半の部のクオリティがめちゃくちゃ低い。

 苦痛の時間を過ごした。

 なんとか乗り切って、急いで帰路へ。

 実家でご飯を食べて、買い物をして、家へと帰ってきた。

 いやあ。

 最初の感じがずっと続けば、まあ楽しめたよってなったかもしれないけど、非常に残念な感じだった。

 彼女と帰り道に、色々感想を述べられたので、そこはよかったかなと思う。

 もっと観客のレベルの高いコンサートに行ってみたいなあと思った。

 音楽に集中できるようなね。

 なかなかできないいい経験ができたと思って、今日一日を終了とする。

 おわり。