かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

しいたけ

 今日は仕事がめちゃくちゃ忙しかった。

 休む間もなかった。

 時間に追われながら、仕事をこなしても、まだ仕事がある!終わらない!って感じだった。

 仕事の予定から、帰りが遅くなることは昨日の時点で分かっていたので、彼女には伝えてあった。

 具体的な帰宅時間は不明だったので、遅くなるよ~とだけ。

 僕の中の予想では、20時近くにはなっちゃうかなあという感じだった。

 実際は大きく予想を裏切り、帰宅時間は21時を回った。

 18時くらいの段階で、これはもうかなりヤバそうな感じがすると思って彼女に連絡したかったんだけど、スマホを取り出して連絡する余裕すらなかった。

 19時過ぎてやっと彼女に連絡ができた。

 もうきっと待ちくたびれてぐったりしているかなあとか考えつつ、遅くなってごめんねっていう思いでいっぱいだった。

 そしたら彼女からは、急がなくていいよ~待ってるよ~的な返事が来て、たくさん待たせちゃってるのになんて優しいんだと思って感動した。

 待ってるのうんざりだよというような文章が返ってきてたら、僕は心を失っていただろう。

 どんどん予定が押して、どんどん帰るのが遅くなって、泣きたくなる僕。

 彼女に会いたくて、悲しくなってきた。

 久々にこんなに寂しい気持ちになった。

 彼女に会いたくて、早く帰りたいのに帰れない。

 つらくてたまらんね。

 やっとこさ帰ってきたら、スープを作って待っててくれてた。

 今日は僕がご飯を作るって約束だったから、なにもしないで待っていてくれてもよかったのに、やってくれてた。

 しかも、僕が味の濃い料理を作る予定だったからと、さっぱりめの味付けのスープを作ってくれてて、最高だった。

 おかげでとっても美味しくご飯が食べられた。

 彼女のアシストがなかったら、こんなに満足する夕食にはならなかっただろう。

 仕事で疲れていただろうに、やってくれてありがとう!

 感謝しかない。

 おわり。