かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぴーまん

 彼女の手料理が食べられるのが普通になってきたので、これじゃあいかんと思った。

 毎日お弁当を作ってくれるし、晩ごはんも作ってくれる。

 今まで生きてきた中での食生活が違うから、作るものも僕が今まで食べてこなかったようなものが多い。

 最近お弁当にはちくわがよく入ってるけど、おそらくもう今までで言うところの一年分は食べてる。二ヶ月間で。

 ピーマンも間違いなく一年分は食べた。

 生ハムも一年分食べたね。

 それをいうと食パンも一年分食べたかもしれない。

 今までなかなか食べなかったものを、食べる機会が増えた。

 良いことだと思う。

 じゃあよく食べてたものを食べなくなったかっていうとそうでもない。

 よく食べてたものとか好きなものは、放って置いても食べたくなるので自然と食生活に組み込まれる。

 彼女の好きなものと僕の好きなものがうまく混ざりあって、新しい食生活が構築された。

 彼女は僕と暮らすようになって、にんにくの消費量がめちゃくちゃ上がったって言ってた。

 僕がなんでもかんでもにんにく入れたがるので。

 おいしいじゃんね。

 彼女の好みに合わせたら、僕が美味しくご飯食べられないかといったらそんなことないし、逆も大丈夫だと思う。

 彼女が作ってくれるご飯を美味しく食べられる幸せ。

 美味しい発見がある。

 こんな食べ方があるんだとか、この料理食わず嫌いだったとか。

 ピーマンがわりと普通に食べられるようになったのが驚きである。

 意外と平気だった。

 相変わらず、おいしい!!とはならないけどね。

 というわけで、彼女も新しい発見をしてもらいたいなと思っている。

 僕が今までにない料理を作ることで、喜んでもらえればなによりである。

 嫌いだったものが食べられるようになるって、完全に作った人の功績だからね。

 いつもおいしいごはんをありがとう!

 おわり。