かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

いんふる

 彼女が高熱でダウンした。

 昨日の夜、微熱よりちょっと熱あるかなあくらいで、様子見てたら朝、39度くらい熱があった。

 ほっぺが真っ赤であっちっちだった。

 ぽーっとしてて、一目でこりゃあだめだと思った。

 インフルエンザの可能性が高い。

 いろいろ考えて、彼女を一人で病院へ行かせるわけにもいかないし、仕事は半休にしてもらうことにした。

 これで心置きなく彼女を病院へ連れていくことができる。

 ふらふらしてるし、妙なテンションだし、高熱でやられている彼女はかわいそう。

 でもかわいそうフェチな僕にとっては、看病できるということがちょっと楽しかった。

 不謹慎である。

 病院へ連れて行って、診察してもらって、予想通りインフルエンザだった。

 家へ帰って来て彼女を寝かせると、買い出しへと出発。

 彼女が食べられそうなもの、食べたいって言ったものを買って帰ってきた。

 彼女リクエストのうまい棒たこ焼き味がスーパーとドラッグストアになくて、コンビニで買ってきた。

 コンビニさんさすが。

 帰って来て、彼女が食べられそうなものを枕元に置き、自分用のお昼ご飯を作る。

 レタスチャーハンはまあまあおいしくできた。

 一日中彼女のそばにいてあげたいなあと思いつつ、仕事を休むわけにもいかないので、お昼過ぎから職場へと向かった。

 仕事してても彼女の状態が気になって仕方がなかった。

 早く帰りたい気持ちとは裏腹に、帰宅がめちゃくちゃ遅くなった。

 慌てて帰って来た。

 おかゆをつくってあげよう~と思って、事前に調べておいたみるく粥なるものを作ってみた。

 相当おいしかった。

 これはまた作りたい。病気の時じゃなくてもおいしく食べられる。

 あと彼女が食べたいって言ってた、こうや豆腐も作ってみた。

 だし汁ってなんだよ~どうやってつくるんだよ~とか思いながら作ったわりに、おいしくできた。

 今日の料理は大成功と言っていいだろう。

 彼女の熱はまだほとんど下がらず、なかなか楽にならないみたい。

 かわいそうだが、明日一日は同じような感じかもしれない。

 ゆっくり休んでほしい。

 早く熱が下がるといいなあ。

 僕も感染してないといいなあと思いつつ、これから彼女から移ったなんてことのないように注意したい。

 おわり。