かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

当然の生活

 彼女が休みで家にいるって思うと、何してるのかなあって考える。

 仕事中にも彼女のことばかり考えている。

 たまに彼女から連絡が来て、あぁ今ご飯食べてるのかとか、お買い物に行ってるのかとか分かるとなんだか嬉しい。

 最近、彼女と一緒に暮らしている実感が少しずつ湧いてきて、それが日常になってきた。

 家に帰ったら彼女がいて、晩御飯を作ってくれているとか、疲れてぐったりしてるとか、いろいろだけど、彼女が迎えてくれるということがいつものことになって、心地が良い。

 新鮮さがないのでは、という疑問を持たれるかもしれないが、新鮮さはなぜか当初からあんまりなかった。

 もちろんだけど悪い意味ではない。

 彼女と一緒にいることが、最近始まったことではあるんだけど、なぜかもうずっとそうしているかのような感覚。

 あるべき形になったというような。

 本来こうであるべき状態に戻ったというような感じかな。

 僕たちはこうなる運命だったんだなんていうと気持ち悪いけども、こうなることはごく自然な流れだったんだと思う。

 違和感なく、当然のことのように一緒に暮らせている。

 ここ数年間、一緒にいる時間がかなり長かったのが大きな要因だと思う。

 よく、一緒に住むと相手の粗が見えて冷めるとか、不満が溜まって分かれるとか言うけども、全くそういうのない。

 彼女は一緒に住む前も済んでからも、彼女であり、何も変わらない。

 多分、一緒に住んでから不満が噴出するのは、無理してたカップルなんだろう。

 僕らはそういう点で無理をしないで付き合ってきたから、一緒に住んでからボロがでることもなくやっていけてるんだと思う。

 彼女が僕に対して、一緒に住んでから分かったダメなところというのはおそらく割とあるんじゃないかと思っているけど、逆はほぼない。

 僕の知る彼女そのものである。

 十分彼女を知って、理解しているからこそ、今もうまくやっていけてるのだと思う。

 今後同棲を考えているカップルは、本当に相手のことを理解しているのか一考してみていただきたい。

 おしまい。