負担の分配
今日は気合を入れて早起きして、彼女のお弁当を作った。
土曜日の彼女が仕事の日以外やらないから、なるべくやりたいなと思っている。
でもメニューを考えるのも大変だ。
毎日これをやるとなるとかなりしんどいよね。
冷蔵庫の中身と、時間と手間を考えて、調理する手順を考え、必要な材料を導き出し、実際に料理をする。
彼女が、僕のために料理を作っていると、自分の食べたい物はどうでもよくなってくるって言ってた。
自分の食べたい物を作れてないって。
それを聞いて、そういうものかなあなんて思っているだけだったけど、今日それが分かった。
彼女のために一生懸命考えて作っていると、自分の食べるものを考える余力がない。
どうでもいいから、適当に残ったものを食べようとか、ありあわせのもので済ませてしまおうって思う。
なるほど毎日彼女はこんな気持ちなのかなって思った。
いつも僕のために色々考えて作ってくれてる。
僕が嫌いなもの、苦手なもの、普段あんまり食べないって言ったものを入れないように、そういう調理の仕方をしないようにしてくれてる。
僕が好きって言ったものや、喜びそうなものを用意してくれる。
たまにやる料理は楽しいけど、毎日やる料理は苦痛になってしまう可能性が大きい。
彼女はとっても頑張ってくれてる。
今日は彼女が料理をしなくてもいいようにと思って、晩ご飯も僕が作った。
上手においしくできたので喜んで貰えた。
大きな負担を少しでも軽くできるように、手伝ったり、なにもしなくていいよ~って言ったりして、彼女を楽にしてあげたい。
今月なんとか頑張れば終わりって話じゃないからね。
これから先ずっと、彼女と一緒に生きていくのだ。
負担を分配していけるように、やっていかなくちゃね。
おわり。