かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

たなたなたな

 さむい。

 今日はとっても風が強くて寒かった。

 それだけ。

 特に広がらない。

 さて、新居に入れるようになって二日目。

 今日は二人共仕事だから、作業は全然進んでない。

 とりあえず棚が必要。

 要所要所にいくつか買わなければならず、それぞれの場所に合ったサイズと収納力を加味して選ぶとなると、難易度が高い。

 ちょっとここに必要なものを紹介しつつ、頭の中を整理していこう。

 まず本棚。

 収納力が必要。なるべく厚みを少なくすると圧迫感が減らせそう。

 横幅はかなり広くても置き場所はある。

 本以外の収納があればなお良いが、両立は難しいかもしれない。

 つぎにレンジ台。

 僕の実家から持ってきたレンジがかなり大きなサイズのものなので、置ける棚が少ない。

 その条件を満たしつつ、なるべく見た目の良いものが望ましい。

 ただ、簡易的な棚が今のところ一番サイズ的には合ってる。

 つぎに食器棚。

 これは調味料とかその他諸々を置く台としての役割と、食器や調理器具を収納するための棚としての役割を両立させたい。

 最後に多目的な棚。

 文房具やら、ファイルやら、とにかく必要なものを置いておく棚。

 これは本棚に統合できたら良いのだけれど、けっこう難しいかもしれないので、別で用意する必要が出てきそう。

 お金があれば、なにも考えず良さそうなものを買い揃えられるんだけども、予算との兼ね合いというのがあるので更に難易度が上がる。

 今使えるお金を再度計算して、予算編成したい。

 早く準備を終えて、これで生活できる!ってならないと、気持ち的に落ち着かない。

 あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、あれについても考えなきゃってなってると、段々焦ってくる。

 よくない傾向だ。

 彼女が、私にできることがあれば手伝うよって言ってくれてた。

 すごくありがたい言葉で、嬉しくなるのと同時に、彼女にそんなことを言わせてしまうくらい、今の僕は弱っているのか、と思った。

 おそらく、僕がぱぱぱっと色々こなせていれば、彼女は任せたぞー!って言って楽な気持ちでいられるはずだ。

 僕がうーんうーん言って、考えがまとまらなくてつらそうにしてるから、彼女は手伝うよって言ってくれたんだと思う。

 今の僕は頼りない。

 疲れてるとか言い訳しててもなにも進まない。

 やらなきゃいけないことは山積みなのだ。

 彼女は彼女ができることをしてくれている。荷物の整理とか運び込みとか、僕がやれない時にやってくれている。

 僕は僕ができることをやれてない。

 無意識に彼女に頼ろうとしてしまっている。

 彼女に優しくするどころか、彼女に優しくしてもらってる。

 なんとかしなくっちゃ。

 しんどいけど、今頑張って乗り越えなきゃ楽しい日々はやってこない。

 がんばる。

 おわり。