かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

まねーじゃー

 やらなきゃいけないこととか、覚えておかなきゃいけないこととかたくさんある。

 引越しに当たっての手続きとか、準備とかね。

 いついつまでにこの手続をやっておかないといけないとか、これがあるから用意するのを忘れないようにしないととか。

 そういうのをきちんとやるためには、記憶しておくことが重要なわけだ。

 僕一人で覚えておくと、忘れちゃうこととか抜けちゃうことがあるかなあという不安もある。

 でも、彼女に僕の代わりに覚えておいてというのは言いたくない。

 今回のような手続きやら複数の予定の組み合わせを覚えておくという行為は、彼女にとってめちゃくちゃストレスになるものだと思う。

 よく分からないことを、忘れたら大変なことになるから覚えておかなきゃいけないというような。

 タイムリミットがあるものとか、失敗したら取り返しのつかないことになってしまうものが苦手だと思う。

 やらなきゃいけない日、手続きを行う予定の日まで猶予があっても、その日までは何も考えなくていいやではなくて、毎日気になってしまうんだよね。

 彼女にストレスを掛けないために、僕は自分の頭と、スマホと紙とをフル稼働させている。

 時折それでも忘れてしまったり、動き出しが遅くなってしまったりすることがあって、そうすると彼女が気にしてくれる。

 あれやらなくていいの?とか、これどうなってるの?とか。

 これをさせたらいけないのだ。

 彼女が気になっちゃってる。

 気になる前にきちんと終わらせるか、気にならないように、こちらが把握してますよ!安心してください!っていうのを出さないといけない。

 彼女にとってストレスフリーに物事を進行させるのが僕の役目だ。

 彼女は言う。

 僕の役割はマネージャーだと。

 僕は言う。

 僕は彼女のために行きている。彼女は僕の全てだと。

 お互いの認識がほぼ一致している。

 僕は彼女の予定を管理し、最高のポテンシャルを発揮できる環境を整えるという役割を担っているわけだ。

 もちろんストレス管理もして、リラックスタイムを提供するのも忘れちゃいけない。

 マネージャーが、自分の予定は自分で管理してくださいって言わないもんね。

 ましてや僕の予定覚えててくださいなんて言わないもんね。

 僕が全て覚えておきます!

 ただし僕の記憶力はものすごく貧弱なので、注意が必要だ。

 たまにとんでもないポンコツ具合を発揮する。

 二重三重にメモを取って、記録して、忘れないようにしなくっちゃなあ。

 マネージメントがんばる!

 おわり。