かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぎゅうぎゅう

 彼女は今、ぱつぱつの予定の中にいる。

 毎週の休みが何かしらの予定で埋まってる。

 時間的余裕が殆ど無い。

 心が休まらないよね。

 彼女が今、憂鬱さに押しつぶされそうになっているのは、これのせいじゃないかなあと思う。

 更に言えば、予定自体は確定しているけれど、詳細が決まっていないものが多い。

 何時に集合だとか、どこへ集まるのかとか。

 そうすると彼女には気がかりなことがたくさん残った状態になる。

 予定がきっちり決まっていれば、不安要素はなくなって、そのことについて考えなくてもよくなる。

 決まっていないと、どうなるんだろうとか、決めなくてはいけないというような考えがずっと彼女の頭の片隅に置かれた状態になる。

 この状態が彼女にとってものすごくストレスとなっている。

 上記の予定は、彼女が友人とどこかへ出掛けるというような、付き合いで出掛ける予定のこと。

 そして、この予定の他に、僕と彼女に関わる予定が存在する。

 まず、一緒に住むための準備や段取りをする予定。

 両親の顔合わせをするという予定もある。

 結婚式場の見学にも行かなくてはいけない。

 しかもこれらには「なるべく早めに」という急ぐ必要がある。

 この二人の予定に関しては僕が頼りなくて、彼女にかなりの負担を強いてしまっていた。

 僕があまりにもなにも考えずにのほほんとしているので、彼女が気にして調べたり予定をどうするの?って聞いてくれたりしていたのだ。

 申し訳なかったなと思う。

 僕がなにも考えてない感じでヘラヘラしていたから、色々気にして急がなきゃいけないって考えてくれてた彼女からしたら、腹立たしい状況だっただろう。

 僕が考えていなければ、彼女が考えないといけない。

 彼女が考える前に、僕が考えて決めておくのが理想だ。

 もしくは、僕が考えてくれるだろうから考えなくていいやって思ってもらえるような信頼感を与えられるようにしなくちゃいけない。

 今月来月中にやらなければならない二人の予定に関しては、僕が責任を持って全て管理する。

 彼女がなにも考えず放置していられるように。

 僕のが考えが浅すぎて、抜かりなく全てやったと思い込んでいたら、実は落としがあったっていう状況はあり得るかもしれない。

 最終的な確認は彼女にしてもらいたいと思ってる。

 とにかく早く予定を決めること、彼女の不安要素を取り除くことを目的としてやっていきたい。

 行き当たりばったりでやってきた僕の人生に、彼女を巻き込んでしまってはいけない。

 二人でこれから暮らすのだから、変えていかなくては。

 また一つ成長をしなくちゃいけないタイミングに来た。

 がんばる。

 おわり。