かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

家計

 わくわく。

 一緒に住むのわくわく。

 ずーっと、彼女と一緒に住むことを考えている。

 わくわくしている。

 仕事が終わって家に帰れば彼女がいるなんて、ものすごく素敵なことだ。

 わざわざ会いに行かなくていいんだよ。

 帰ったらいるんだよ。

 ご飯を用意して待っていてくれるかもしれない。

 一緒に作るのかもしれない。

 僕が作るのかもしれない。

 この全部をうまくやりくりしていくのかもしれない。

 どれも楽しそうだ。

 一緒に暮らすにあたって、楽しみなことがいっぱいあるのと同時に、不安なことも出てくる。

 特に金銭的な面での不安が大きい。

 僕の稼ぎが少ないからね。

 その中でも一番重要なのが、食費だ。

 彼女と僕は食に対して、執着心があまりない。

 良いものを食べたいとか、きちんと食事をしたいとかいう思いってあんまりないんだよね。

 ただ、食べたいと思ったものが高級品であったり、気に入ったものがどうしたって値の張るものだったりすることがある。

 そうした時に、妥協するってことをしない。

 僕も彼女も。

 質を落としてつらい思いをするくらいならば、質を落とさず別のところで苦労をしようというような思考をする。

 食べたいと思ったものを食べて、満足する。

 危険である。

 そのしわ寄せがどこかにやってきて、あの時質を落としておけば、なんてことになる可能性は十分にある。

 自分たちの食べたいものを高い水準でクリアしようとすると、食費がかさみそうなのだ。

 あるいは正反対に、非常にひもじい食事をストイックに続けていくということもできそう。

 節約してやるぞ!という精神が発揮されれば、僕たちは強そうだ。

 食費を何円で抑えたぞ!とかいうことに喜びを見出しそう。

 ただどちらかと言えば、食費が家計を圧迫する可能性のほうが高そうなので、非常に注意しなければいけない。

 おやつ代とかもね。

 どうやってやりくりしていくか、考えるのも楽しそうだなあって今は思っている。

 与えられた予算で、いかにクオリティの高い生活をするのか。

 彼女は僕に家計の全てを委ねると言ってくれているので、責任は大きい。

 彼女との生活が軌道に乗るのか、はたまた破綻するのかは僕にかかっている。

 わくわくする。

 おわり。