かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

センスの塊

 彼女の笑いのセンスは独特だ。

 僕の大好きなシュールさを持っている。

 でもこれって、万人受けしないんじゃないかなという思いがあった。

 彼女が面白いか面白くないかという議論ではなく、野球が好きな人にサッカーをみせても面白いと思わないような感覚。

 シュールさって、人を選ぶ感じがするじゃない?

 何が面白いのか伝わらないとかさ。

 僕は手放しに絶賛するレベルの面白さだと思っているけど、果たして他の人としてはどうなのだろう。

 なかなかそれを検証することはできなかったけれど、先日ついに結論が出た。

 ウケる。

 相当笑いが取れる。

 彼女の笑いは、万人受けする。

 そう力強く言える。

 彼女は面白い。

 その気になれば、ドッと会場を沸かせることができるポテンシャルを持っている。

 どうして彼女の面白さの結論が出たのかというと、先日彼女のネタが大勢の前で披露される機会があったのだ。

 あ、本当にネタを披露したわけではないのだけど、状況を説明するのも難しいので、そう思っていただければと思う。

 結果、大いにウケた。

 僕の予想も、おそらく彼女の予想も超えてウケた。

 すごかった。

 彼女の笑いっていうのは計算されてるんだよね。

 その場の無計画な思いつきで笑いを取りに行ってない。

 どのタイミングで、どんなことを言えば面白いのかっていうのが分かっている。

 こうやって話を持っていって、ここでこうやれば面白い!って考えられる。

 それを感覚でこなしている部分もあると思う。

 それはもう、抜群のセンスがあるからこそできることだ。

 見る側よりも、一枚も二枚も上を行かないと、笑わせることはできない。

 見ていて、こうやって笑わせに来るんだろうなとか、これで笑わせようとしてるんだろうなとか思われたら、絶対に笑ってもらえない。

 意外性とわかりやすさが大事だ。

 意外性を重視したら、分かりにくくなっちゃうし、わかりやすさを重視したらつまらなくなっちゃう。

 彼女はそれをうまくバランス取って組み立てられる。

 他の人にはない意外性のある笑いを、受け止めやすい形で提供してくれる。

 彼女の才能がめちゃくちゃ輝いている。

 笑いの部分だけに限らず、本当に彼女は才能あるなあって思った。

 僕はとっても誇らしい。

 こんな素敵な人と一緒にいたら毎日楽しいわけだ!

 おわり。