かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

たぼう

 仕事に慣れてきたら、任される仕事の量が爆発的に増えた。

 毎日朝からどうやって仕事をこなしていこうか、頭をフル回転させる。

 やらなきゃいけないことを忘れないようにしつつ、いかに効率的に終わらせていくか。

 抱えている案件が複数あるし、処理しても処理しても、新しくやらなくちゃいけないことが出て来る。

 やることが多すぎて、一人で仕事しながらふふって笑っちゃうもの。終わらないと楽しくなってくるのだ。

 仕事がなくならないのは良いことなんだけど、息つく暇がないのはつらい。

 毎日くたくたになる。

 そんな時、僕を癒やしてくれるのが彼女だ。

 仕事中、彼女に連絡したり、彼女から来た連絡を見たりして気分転換している。

 仕事ですごく疲れてても、帰りに彼女のところへ寄るようにしている。

 これは、彼女のためでもあるけど、自分のためでもある。比率で言えば自分のためのほうが大きいかもしれない。

 彼女と連絡取って楽しいとか、会えて嬉しいとか。

 特に会って話をすると、すごく元気になる。

 彼女の笑顔を見たり、ちょこっと触れ合ったり、面白い話を聞かせてもらったり、そうしてすごく癒やされているんだと思う。

 心が休まって、落ち着く。

 彼女に会う前と会った後では僕のテンションが雲泥の差だと思う。

 だから、仕事が忙しくて、しんどくっても彼女に会うのは欠かせない。

 僕が今何のために仕事を頑張っているかといったら、彼女のためだ。

 これは揺るぎない。

 彼女がいなければ仕事する意味ないなあってくらい思っている。

 彼女と一緒に暮らすため。彼女とこれから先、一緒に生きていくため。

 仕事をめいっぱい頑張って、お金を稼いでこなきゃいけない。

 僕は自分の稼ぎが良ければ、彼女には専業主婦でいてもらうこともできるしね。

 世の中には、働け!っていう人もいるみたいだけど、僕は自分が頑張ることで彼女が働かなくて済むのならば、それが一番いいと思っている。

 彼女のためと思うと、力が湧いてくるし、やるしかない!って思う。

 彼女も応援してくれるし、僕がつまらない仕事の話をしても、うんうんって聞いてくれる。

 癒やしてもらって、応援してもらって、彼女なしでは僕はもう頑張れない。

 仕事の量が増えたからって、彼女のことを蔑ろにするなんてことは絶対にしたくない。

 仕事は大事だけど、彼女を大切にしなきゃ。

 彼女よりも仕事を優先しだしたら、なんのために仕事やってんの?ってなっちゃう。

 彼女が貧しい思いをしなくていいように、今のうちからどんどん働いて、頑張るのだ。

 おわり。