かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぱーまん

 ちょっと前にパーマを掛けたいって思った。

 彼女にそれを伝えると、いいんじゃない?って言ってくれた。

 僕はなんでか、彼女がパーマ嫌がると思ってた。

 実際はそんなことなかったみたい。

 明日美容院へ行こうと電話をしたら、予約いっぱいだって言われた。

 でも、今から来てもらえればできますよ~っていうので今日行って来た。

 仕事終わりに。

 彼女に電話して、パーマ掛けてくる!と宣言し、変になったらどうしよう…とドキドキしながら向かった。

 見た目が変になることは嫌だし、周りの人に変だって言われるのも嫌だけど、一番は彼女に変って言われるのが嫌だ。

 だからめちゃくちゃ念入りに打ち合わせをした。

 ヘアカタログを見て、こんな感じで、こんな雰囲気がいいです、こっちのもイメージに近いですって言いまくった。

 自分のやりたいイメージをうまく再現してもらえれば、きっと彼女にもいいと思ってもらえると思って。

 ワクワクとドキドキが入り混じった状態で、パーマを掛けてもらった。

 かなり時間を掛けて丁寧にやってもらえて、新しい自分になった気分。

 違和感はものすごいけどいい感じになった。

 彼女に早く見せたい思いをこらえて、コンビニへと走った。

 彼女からケーキが食べたいっていうリクエストを貰ってたから。

 何種類かあったんだけど彼女が食べたいっていうのはこれだろうっていうケーキがあって、それともう一個スタンダードなケーキを買って持っていった。

 彼女の家に着いて、彼女が出てきてくれて、まずライトを当てて僕の髪をチェック。

 可愛いって褒めてくれた。

 一安心。

 変って言われなくてよかった。

 確実に雰囲気は変わってるので、違和感もあるだろうけど、高評価だった。

 こなれた感とか調子に乗った感がちょっと出てるらしい。

 あと既婚者っぽさが出たと。

 髪を切ったときのリアクションの中では一番良かった気がする。

 ケーキもとっても喜んでもらえた。

 予想通り、僕が食べたがるだろうなって予想したケーキが食べたいケーキだった模様。

 本当なら二日前に買ってきてるはずだった、かなり遅れたケーキになってしまったので、お詫びの気持ちを込めて二つプレゼントした。

 おもったよりお金かからなかったし、彼女の反応も良かったので、パーマが好きになった。

 パーマかけてよかった!

 おわり。