写真家
昨日に引き続き写真の話になっちゃうけど、彼女のセンスの良さについて。
彼女が撮ってきた写真の中に、ももちゃんの写真があった。
今回の撮影の趣旨とはずれたものだったのだが、非常に写りがよかった。
綺麗に撮れてるなあとは思ったものの、彼女が映っていないので興味は80%減という感じだった。
どうやら彼女もうまく撮れたと感じる自信作だった模様。
なんと、角度やら目線やら、とにかく色々注文を出して、完璧に作り上げた構図だったらしい。
なるほど、そりゃあいい写真になるわけだ、と思った。
でも、よくよく考えてみれば、素人が、自分が思い描く完璧な写真を撮っても、周りから評価されるとは限らない。
うまく撮れた!って言っても、別の人が見ると、たいしたことないなあって思うみたいな。
彼女は、良い構図で良い写真を撮ろうとして、見事に良い写真を撮ることができたのだ。
これってすごいことだと思う。
やろうとしたことと結果が結びついて、良い作品を作り上げた。
これは彼女が持つセンスが輝いた結果である。
センスがない人がいくら良い写真を撮ろうと気合を入れたって、無理。
どうにもならない。
彼女は普段、素敵なものをたくさん見て、触れて、吸収するってことが出来ているんだと思う。
何気なく、綺麗な写真を見たり、映像を観たりして、良いなあと思うものが蓄積されていく。
自覚がなくても、良いものに対する経験値がどんどん上がっていくのだ。
だからいざ自分が体現しようとした時に、引き出しがたくさんあって、そこから良いものを引っ張り出して来ることができる。
カメラに対する専門的な知識がなくても、写真撮影に対する理論を知らなくても、良い写真が撮れる。
これは彼女の日々の積み重ねと、それを体現することができるセンスの賜物だろう。
勉強しているつもりがなくても、勉強になっているとも言えるかもしれない。
以前彼女は写真を撮るのが苦手だと言っていたけど、どう考えても今の彼女は写真撮るの上手だと思う。
このももちゃんの写真以外にも、良いなあって思う写真が何枚もあった。
写真撮るの上手ですと自称しろとは言わないけれど、少しでも自信を持って良いレベルだと思う。
写真の知識をほんのすこしかじっただけの僕では勝ち目がない。
良いものにふれあい、それを吸収する力。
さすがだなと思う。
おわり。