かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

チケット購入レポ

 今日は彼女に頼まれてチケットを買いに行った。

 僕は休みで、暇人だったからね!

 今日から発売なんだって。

 ローカルなコンサートだから、そこまで買いに来る人いないだろうとタカをくくっていた。

 でも早めに行った方がいい席も取れるだろうし、彼女も喜ぶはずだって思って、10時に家を出た。

 何時から開いてるのかよく分からなかったけど10時ならやってるだろうって感じで。

 颯爽と受付に行って「こんにちはー」って言った。

 そしたら一番手前にいた若い女の人が来てくれた。

 そこにいた人たちの中で一番愛想が良さそうだったので、助かったぜ!と思った。

 ここの人たちは感情を持たないロボットのような冷たい人たちだと勝手に思ってびびってたから一安心。

 僕はコミュニケーション力が不足しているから、こういう不慣れな場面は緊張する。

 チケットをくださいというと、昼の部と夜の部があると言われた。

 いきなり訪れる不測の事態。

 二部あるなんて知らないよー!!!!

 彼女からはチケット買ってきてって言われているだけで、昼とか夜とかいう情報をもらってなかった。

 数秒間でめちゃくちゃ頭を回転させた。

 沈黙しているわけにはいかないので「昼と夜とあるんですねーどっちかなあ…頼まれたんでよく分からないんですよねえ」とか言って時間稼ぎ。

 彼女との会話を思い出して、どっちかって言ってたかどうかを思い出してみる。

 分からん。言ってたとしたら覚えてない。言われてないのかもしれない。

 僕が勝手に昼か夜か決めていいものなのか?!

 なんでも、昼の部は僕が来る前に列をなしていたおじいさんおばあさんによって、ほとんど席が埋まってしまっているそうな。

 そんなに買いに来ないだろうという僕の甘い予想を裏切って、大盛況だったご様子。

 夜の部の方が席空いてますよって言われたけど、こっちもそこそこ埋まってた。

 この時は気づかなかったけど、別のチケット販売会場分とか、関係者分とかで埋まってたのかもしれんね。

 まあとにかく、昼の部はいい席が空いてない感じみたいだし、夜の部でとっておくしかないなと思った。

 彼女に電話でもして確認したかったけど、仕事中だから出られない。

 改めて買いに来たら、せっかく空いているいい席が埋まっちゃうかもしれない。

 受付の人は、ちょうど真ん中のいい席が空いてますよ~って教えてくれる。

 もうここにしちゃえー!!と不安を振り払って、チケットを購入した。

 もし彼女が昼がよかった、夜は行けないって言ったら、もう僕がお母さんと行けばいいやって思いながら。

 彼女には昼の部が埋まってたから夜の部にしたよって連絡したけど、昼までは返事が返ってこない。

 昼の部がよかったって言われないか不安で不安で、ドキドキしながら待ってた。

 そしたら彼女から連絡が来て、夜の部でおっけーって言ってくれた。

 安堵した。

 受付の人もおすすめの、一番いい席を取れたから、夜の部で問題がないのであれば、自信を持ってチケットを渡せる。

 不安は解消され、彼女には感謝して貰えて、最高の仕事が出来たなと満足している。

 いやあでも、昼の部と夜の部があった時は焦ったなあ。

 醜態を晒さずにうまく乗り切れてよかった!

 少し先の予定ではあるけど、彼女には楽しんできてもらいたい。

 おわり。