人名
彼女の話を聞いていると、人名がたくさん出てくる。
彼女は、僕が知っている知らない関係なく、人名を出して話をしてくれる。
例えば趣味の活動に関する話でも、僕の知らない人はたくさん出てきてた。
徐々にそちら方面の人と面識が出来てきて、顔と名前が一致しだすと面白い。
彼女が◯◯さんがね~と話してくれれば、あぁあの人だなって分かる。
普通、知りもしない人の名前を出されても、いやその人知らんし…ってなるよね?
でも彼女の話は面白いし、その人がどんな人なのかを非常にわかりやすく説明してくれる。
僕の知ってる人を引き合いに出して、あの人をもうちょっと怖くした感じ!とか言ってくれる。
おかげで、その人の事を全然知らなくても、どんな人なのか想像ができる。
全く見たことも話をしたこともない人なのに、なんとなく面識あって話したことあるくらいの感覚になるもんね。
新しい職場での面白い人や困った人の話もたくさんしてもらえるので楽しい。
話し方に特徴のあるおばさんとか、頭の悪い年下の女の人(DQN)とか、超絶おしゃべりな迷惑おばさんとか。
人数が多いから、たくさん出てくるのよね。
その人大っ嫌いだわーって思うような人もいれば、会ってみたい!実物を見てみたい!って思うような人もいる。
毎回何かしらの、おもしろエピソードやむかつきエピソードがあって、聞いてる僕は面白いし楽しいんだけど、彼女からすれば毎日毎日疲れるんだろうなあと思う。
今日も彼女は、DQNによって一歩間違えれば大事になりそうな状態を作り出され、迷惑を被った。
DQNはほんとにやばいからね。DQNっていう表現がぴったりだからね。
DQNに、彼女への接近禁止命令を出したいくらいやばい。
話が通じないし、こちらが話したことが筒抜けになるし、なんだったら話したことに尾ひれ付きまくるし。
関わっても絶対良いことないんだよね。むしろ面倒事が降り掛かったり迷惑を掛けられたり嫌な思いをするだけ。
これは僕と彼女の共通認識である。
まあでも、仕事が一緒なわけで関わるのは避けられないから、できるだけ距離を取るのが賢い立ち回りだろう。
登場人物が多いため、彼女の職場の人たちの名前は本当に全然覚えられない。
超注意人物とか、彼女が特に仲の良い人たちとか、その辺をやっと覚えてきたかなって感じ。
僕の想像している人物像と、あとぼんやりとイメージしている外見。これを実物と照合できたらかなり楽しいだろうなと思う。
彼女の話から想像している人物像と外見っていうのは、いい線いってると思うんだよね。
いつか何かの機会に、あの人が◯◯さんだよ!とか教えてもらえる日を楽しみにしておこう。
おわり。