かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

かしこいこ

 彼女は賢い。

 相手の言いたいこととか、言ってほしいことを、推察して会話ができる。

 相手からすると、自分の意図を汲み取った素晴らしい回答が返ってくるし、自分の言いたいことも理解してもらえてる!という感動を得られる。

 会話相手が賢ければ賢いほど、彼女の素晴らしさを感じるはずだ。

 会話相手の頭が悪いと、自分にとって都合のいい存在という風に捉えて、舐めて掛かったり感謝をしなかったりする。

 なんか分からないけど気分良くなること言ってくれる~とか、色々言わなくてもやって欲しいことしてくれる~とか。

 どうしてそうなるのかってことを考えないから、彼女の有り難みが分からない。

 先程言ったように賢い人ならば、彼女の賢さに気付き、尊敬したり尊重したりしてくれる。

 彼女の趣味の活動仲間に、とある障害を持つ人がいる。

 名前を公務員さんとしておこう。

 公務員さんはその障害に関する活動をしていて、彼女とよく意見交換や情報交換をしているようだ。

 彼女はその障害に対して、一定以上の理解がある。

 公務員さんからすると、彼女は数少ない、有意義な意見交換ができる人なのだと思う。

 今日も、彼女の意見が自分の抱いていたものと同じだったと感動のメールを送ってきてたらしい。

 公務員さんは彼女よりかなり年上。頭が良くて真面目。

 メールの内容を少し見せてもらったけど、彼女を年下という風に舐めてかかっている様子はまったくない。

 自分と同列、あるいは上に見ているんじゃないかとすら感じさせる。

 彼女の賢さを理解して、意見の的確さや見識の広さを尊敬してるのでは?と思った。

 少なくとも、彼女の意見を一つの重要なものとして捉え、丁重に扱っていることは間違いない。

 つまり、公務員さんにとって彼女との会話は非常に有意義な価値のあるものだということだ。

 趣味の活動をする仲間というのはたくさんいるが、彼女ほど理解を示し、価値のある会話ができる人はいないだろう。

 あるいは、公務員さんが参加する障害関係の集まりでさえ、いないのかもしれない。

 公務員さんのような人に信頼されているということは、やっぱり彼女が賢くて、信頼を得られるような人徳があるってことになるんじゃないかな。

 頭の悪い、やべーまじぱねーとか言ってる人に信頼されるよりも、何倍も価値のあることのように思える。

 僕はそんな彼女が誇らしい。