かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

伝える

 彼女のことが好き。

 でもそれを表現することを怠っていたなって思った。

 彼女に気付かせてもらった。

 僕は、最初からずっと、彼女を好きっていう気持ちは変わってないって思ってる。

 変わらないどころか、どれくらい好きかっていう量というか大きさも、増していると思っている。

 でも、そんな風に思っていても、伝わってなければ意味がない。

 現に今伝わってない。

 この、伝わってないっていうことに対して、どうすれば良いのかというのを見失っていて、困ってた。

 好きだし、一緒にいたいし、彼女にすごく感謝もしているのに、それを彼女に伝える手法が分からなくなってた。

 解決方法はごく単純なこと。

 言葉にする。

 伝わってないのなら、言葉で伝えればいいのだ。

 好きって。

 ぎゅーってしたいって。

 言葉にすれば、彼女はそれをきちんと受け止めてくれる。

 時に笑顔で、時にそっけなく。

 彼女が嫌がるんじゃないか、好きなんて単純な言葉を言うだけではダメなんじゃないか、そんな風に勝手に考えて、言葉をしまいこんでいた。

 好きって言われて嫌がるとしたら、それはもう僕のこと全く好きじゃない状態だろう。

 好きって言葉が単純過ぎてダメだとしても、なにも言わないよりは圧倒的にましだろう。

 落ち着いて考えればこんなことはすぐに分かるのだが、僕は思考停止していたらしい。

 毎日毎日、僕は彼女のことばっかり考えている。

 暇さえあれば、今彼女はなにしてるかなあって気になる。

 もうすぐ休憩時間だなあとか、そろそろ仕事終わって帰ってるかなあとか。

 休みの日だったら、ゆっくり休めてるかなあ、それとも何かやりたいことやってるかなあとか。

 とにかく気になる。

 彼女が喜ぶこととか、楽しめることとか、たくさん提供できたらいいなあって思ってる。

 彼女のことをどれくらい好きか、という問に対しては、僕の全てを注ぎ込んでも惜しくないと思えるくらい好きっていうのが回答だ。

 僕の時間とかお金とかそういうものも、僕の気持ちも全て、彼女のために使いたい。

 趣味彼女っていうのは彼女のお母さんが言ってたらしいけど、まさにそれ。

 僕の趣味は彼女だ。

 彼女のために何かやれることが僕の幸せ。

 彼女の喜びが僕の喜び。

 だから、彼女のために一生懸命になれる。

 僕は彼女に出会って、彼女を好きになった時に、これから先ずっと彼女と一緒にいるんだって思った。

 でもその当時、本当にそうなる可能性はかなり低かった。

 しかし、そうなるという自信もあった。全く根拠はないんだけどね。

 僕にとって彼女が運命の人だという確信があったのは確かだ。

 これから先、彼女と一緒に歩む人生しか見えてなかった。

 将来、彼女が僕の隣にいないっていう想像は、しようと思っても、身体が拒絶してた。

 この頃の気持ち、自分の気持ちをどうにかして彼女に伝えようっていう努力。

 この世界の誰よりも、あなたのことが大好きですって伝える言葉が足りてない。

 この世界の誰よりも、彼女のことを知っていて、理解していて、彼女を愛している自信がある。

 たまらなく、どうしようもなく、彼女のことが好きだって表現していかなくっちゃ。

 彼女がそこにいることを当たり前だなんて決して思ってはいけない。

 常に感謝し、常に彼女を好きという気持ちでいっぱいでいよう。

 そしてそれを伝える。

 言葉と行動で。

 伝わりきらなければ、伝わるまで伝え続ければいい。

 彼女に伝わらないなんて言わせないように頑張るぞー!