かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

怖がり

 彼女は怖がりさんである。

 怖い話とかだめらしい。

 冗談っぽく怖い話しても嫌われそう。

 ちょっと怖がらせようと、今後ろに何か見えた!!とか言ったら、もう二度と口をきいてくれないだろう。

 彼女を怖がらせようとしたらいけない。絶対に。

 逆に僕は怖い話とか大好き。

 仮に彼女と一緒に暮らすとなったら、怖い映画とか観るのは彼女がいないときにしないと!

 以前、彼女が夜、家に一人っていうときがあった。

 外で物音がして怖がってる彼女から連絡があって、可愛いなあって思った。でも彼女からしたら笑えない状態。

 おばけも怖いけど、知らない男が家の周りにいたらもっと怖い。

 僕がそばに居てあげられたら安心なのにって思った記憶がある。

 頼りない僕がいてもあんまり安心できないかもしれないけど。

 でも、彼女を守ってあげたい!っていう気持ちはあるので、きっと頑張って様子を見にいくのさ。

 雷とか風がものすごく強いのも怖いんだと思う。

 これはそのものが怖いというよりも、雷が落ちてしまったらどうしようとか、風で家が壊れたらどうしようとか、そういう恐怖だと思う。

 想定し得る一番やばい状況になったらどうしよう!という恐怖ってあるよね。

 なんとなく彼女は、そういうの平気そうな感じがする。

 怖い話とか、おばけとか、雷とか風とかそういうのね。

「え?これの何が怖いの?平気平気!」っていいそう(口調に差はあります)

 でも実際は怖がるので、可愛い。ギャップ可愛い。

 ギャップで思い出したけど、今日彼女が、酔っ払った人のものまねをしてくれた。それがめちゃくちゃ上手だった。期待以上のクオリティ。

 酔っ払った上司(部長クラスのおじさん)が部下に絡んでいるような感じのシチュエーション。

 その感じ!その感じ超わかる!!あるある!!ってなった。

 あまりのうまさに感動した。

 彼女の職場の人たちはきっと、彼女がこんなにクオリティの高い酔っぱらいのモノマネができるとは思ってないだろう。

 僕からしたら、彼女らしさ全開である。

 彼女はおとなしめな人って思われやすいみたい。

 だからこんな面白い人だって分かったらそのギャップにびっくりするかもね。

 僕は最初から、彼女は明るくてしっかりしてて素敵な人だなって思ってた。可愛いし。

 しっかりしてるけど、うえのほうで書いたような弱点がいっぱいあって、それがまた可愛かった。

 怖がりなのは可愛いよね。

 大丈夫だよ!って言って頼りにしてもらいたい。

 怖がりな彼女可愛いよっていうお話でした。

 おわる。