かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

フィーバータイム終了

 今日、みずまんじゅうくんが彼女の家から帰ってしまった。

 みずまんじゅうくんが滞在していた期間がどれくらいだったか正確に覚えてないんだけど、一ヶ月近くいたのかなあ。三週間くらいかな。

 この間に、今までで一番会わせてもらえた。

 仕事終わりに彼女に会いに行った時に連れて来て貰えたり、彼女を迎えに行った時に会わせてもらえたり。

 彼女の家に上がらせてもらえる機会も何回かあって、その度にみずまんじゅうくんにも会えた。

 もちろん、ももまんじゅうちゃんにも会ってる。

 外で水浴びするみずまんじゅうくんとか、僕の車に連れてこられて恥ずかしそうに彼女の胸元に顔を埋めるみずまんじゅうくんとか、いろんなみずまんじゅうくんを見ることができた。

 ずっとみずまんじゅうくんには避けられ気味で、絶叫しながら逃げられたこともあるし、目を合わせないように部屋の隅っこで背中を向けてじーっとして避けられてたこともある。

 でも最近、彼女のおかげで、みずまんじゅうくんが僕に慣れてきてくれた。

 プレゼントをあげる時に、喜びそうなものを教えてくれたり、好き嫌いを教えてくれたり。持ってくるタイミングを教えてくれたり。様々なアドバイスをくれる。

 積極的に僕が会う機会を作ってくれて、慣れさせてくれた。

 これはみずまんじゅうくんが僕に慣れたのと同時に、僕がみずまんじゅうくんに慣れたとも言える。

 それの集大成が昨日。

 バーベキューに誘ってもらえたので、彼女の家にお邪魔した。

 すると、最初からみずまんじゅうくんは僕の存在を受け入れてた。

 僕の方を見てニコッて笑ってくれる。彼女に対してみたいに、甘えたりくっつきに来たりしてくれるわけじゃないけど、顔を背けられてた今までに比べたら、ものすごく進歩した。

 こちらの問にはちゃんと答えてくれるし、だめよ~とか言えば聞いてくれる。

 蚊取り線香の近くは危ないからだめよーって言うと、うんって言って離れてくれるし、大事そうに持ってたやつもちょうだいって言えば差し出してくれる。素直でいい子。

 あ、そうそう蚊取り線香に火をつけようと、チャッカマンをカチカチしている姿を見てくれてたみたいで、おいてあったチャッカマンを僕にどうぞしてくれたりもした。自分がどうこうしたかったわけじゃなくて、僕が使うものと思って渡してくれるなんて。素敵。

 彼女からできるって聞いてた、両手のどちらかに何かを持って、右左どーっちだ!ってやるゲームも一緒にやれた。

 僕がどーっちだ!って二回ほどやった後に、みずまんじゅうくんもどーっちだ!ってしてくれた。めちゃくちゃかわいいの。

 よっこいしょーって抱っこしても嫌がらなかった。この間まで嫌すぎてうえーんっていいながら逃げてたのに。

 バーベキュー終わったあとのお片づけも一緒にできた。

 ずっと机の天板を取った足部分で遊んでて、片付けなくちゃいかんので、おしまいにしようって言うんだけど、やだって言われちゃう。

 僕の浅い考えで必死に案を練って、じゃあ一緒にお片付けしてくれる?って頼んでみたらどうだろうって思っていってみた。

 そしたら、うんって言ってすぐに遊ぶのをやめて手伝ってくれた。大成功。

 みずまんじゅうくんは楽しかったか分からないけど、僕は一緒に片付けできるのが楽しくて、嬉しかった。

 外でのお片づけが終わったあと、リビングで、ぬいぐるみと磁石でくっつく積み木で一緒に遊んだ。これもおおいに楽しんだ。他にだれか参加したわけではなく二人で遊んだ。

 僕と二人で遊びたいって思ってくれたってことだ。

 お風呂に入りに行って、そのまま寝ちゃったので、別れを嫌がって貰えなかったのがちょっとだけ残念。

 もし起きてても、もっと遊ぶー!帰っちゃやだー!ってなってくれたか、というと、ならない確率のほうが高そうだったけども。

 次に会うとき、あれだけ自然に一緒にいられた状態から、あんまり巻き戻らないで、同じくらいで接してもらえると嬉しい。

 しばらく会わないと、また恥ずかしくなったりするじゃんね。

 おじさーん!!って駆け寄ってきて欲しい。

 また楽しく遊びたい。