かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

アクティブな一日

 今日は彼女とY君と遊んだ。

 彼女の知り合いの関係のイベントがあって、彼女から会場へ送って欲しいという依頼を受けてた。

 少し遠方なので、せっかくだからY君も誘って、彼女を送ったあと二人で遊べば楽しいんじゃなかろうかと閃いた。

 彼女と相談の上、Y君を誘ってみると、乗ってきてくれた。

 しかも、イベントに参加したいと言い出した。

 せっかくだからそれもいいだろうってことで、僕とY君も参加することに。

 ただし、彼女の方で付き合いもあるし、僕らが一緒にぞろぞろ付いて行くのもちょっと変な感じ。ということで、彼女を送ったあと、僕らは僕らで行くという計画を立てた。

 まず、彼女を迎えに行って、それからY君と合流。

 彼女の親戚の人が始めたばっかりのカフェでご飯を食べる。

 このカフェ、彼女のお父さんお母さんや、その他親類の方々からは味の評判が良くなくて、彼女は期待しないでって言ってた。

 美味しくないというような事前情報を得た状態で食べに行くのは、あんまり気乗りがしなかった。色んな意味でドキドキする。

 しかし、自分の舌で評価してみないとなんとも言えない。

 ハードルを下げまくった上で、行ってみようじゃないか!という気持ちで挑んだ。

 彼女のおじさんが来てて、彼女のお父さんとめっちゃ似てるわあ!ってなったり、彼女が僕のことを彼氏って紹介してくれたりと、行った矢先にイベントが発生した。

 落ち着いた感じで店内の雰囲気は良かった。

 肝心の料理も、見た目と味ともに良くて、全然問題ない!美味しいじゃん!ってなった。

 三人とも期待をしないようにしてたから、三人ともいい意味で裏切られた気持ちになった。いいこと。

 満足してお会計しようとしたら、なんと先ほどさらーっと帰っていった彼女のおじさんが、僕らの分のお会計を払っておいてくれたことが判明。そんなこととは知らず、おじさんをばいばーいって手を振って三人で見送ってた。ごめんなさいおじさん。ありがとうございます。

 ありがたくご厚意に甘えてごちそうになり、満足して店を出た。

 三人とも、晴れやかな気分だったに違いない。

 おじさんのことを褒めちぎり、料理も美味しかった!とテンションあげあげ。

 それから目的のイベント会場付近に向かった。

 彼女はお知り合いと待ち合わせなので、僕とY君は別行動することに。

 なんとY君、ポケモンGOやってるんだと。僕もやってる。

 今日訪れてる場所は結構都会で、田舎にいる僕たちにとって、びっくりするくらいポケモン出るしアイテムも集まる。

 イベントの時間までポケモンGOやりながら歩きまわった。

 このイベントは、アマチュアの人たちが趣味でやってるって感じのもので、クオリティは期待しないほうがいいのではないかというのが彼女の見解であり、僕たちも同意見だった。

 しかし実際にイベントに参加してみると、想像以上に面白い。これなら十分に楽しめるレベルだ!って思った。

 Y君もすごく楽しめたようで、楽しいね!楽しいね!って言ってた。

 もういいやって思うこともなかったし、来たことを後悔するようなこともなかった。

 イベントは結構あっという間に終わって、彼女はお知り合いの方とお茶をしに行く流れ。

 僕とY君は、ポケモンGOの楽しさに盛り上がりすぎて、気合入れて歩きまわるぞ!!ってなった。

 約二時間後に集合する予定としておいて、とにかく歩いた。

 汗だくになりながら、足のだるさと痛みに襲われながら、二人でわいわい歩いた。

 一時間半くらいで、スマホの電池が無くなりそうになって、疲れもピークに達した。

 おじさん二人は、テンションに任せて歩きまわったことを後悔し始めていた。

 涼しいところで休憩して、彼女のお茶会が終了するのを待った。

 Y君は最近仕事で疲れて心が疲弊していたので、こうやって楽しめる時間ができてよかったって言ってた。なにもしなくていい時間が素晴らしいとも言ってた。

 その後、彼女と合流して、回転寿司に行った。

 彼女は彼女で疲れてて、僕たちもヘトヘト。

 でも三人でいると楽しくて、会話も弾むし、元気も出てくる。

 僕と彼女と二人で会話をしていると、彼女が反応してくれなくなる時がある。

 これは僕の話がつまらない場合や、いじわるで黙っといてやろうと思っている時。

 僕はこの環境に慣れすぎて、返事がないことに気づかず一人でずっと話す。

 また、返事がないことに気付いても、自分の話が返事をするのに値しないくらいつまらないのだろうと考えて、反応が貰えるまで話してみる。

 三人だとY君が一生懸命僕のつまらない発言も拾ってくれる。無視されたままにならない。

 あと、僕が彼女に冷たい目で見られている時に、Y君に助けを求めることができる。これはなかなか良い。

 ただ、僕のコミュ力の問題なのか、三人でいて、彼女が話している時、会話に参加しようとすると、どうにも話の腰を折ってしまう。

 彼女と二人きりで話しているときもやりがちではあるんだけど、三人だとそれが顕著に出る。

 今言うことじゃないようなことを言ってしまったり、くっそつまらないことを言ってしまったり。彼女が言おうとしたことを遮ってしまったり。

 会話がへたくそなのかな。

 気をつけていれば大丈夫。調子に乗るとよくない。

 意図せず反省モードに入ってしまった。

 三人で話すの楽しかったのは間違いない。

 お寿司を食べながら、Y君の愚痴を聞くのかなって思ってたけど、Y君は今日一日でだいぶ癒やされたみたいで、結局全然愚痴らなかった。

 あの職場の愚痴を聞かされてもしんどいだろうし、愚痴がなくてよかったね!って彼女と話した。

 それから、ブッダさんが働く職場に顔を出して、その後海に行く計画を立てた。

 完全にノリで行動した。

 食事を終えてそこで解散ってするには、あまりにも今日が楽しすぎた。もっと三人で遊びたいって思った。

 今日という日を最高に楽しかった日にするためには、もっとめいっぱい遊ばなきゃいけない。

 ブッダさんは僕らがいきなり来ても嫌な顔せずに、嬉しそうにしてくれた。

 僕と彼女のやり取りを見て、落ち着くって言ってくれた。安心するだったかな。

 ブッダさんに会えると僕も安心する。きっと彼女もそう。

 会いに来てよかったなあって思う。

 またご飯食べに行こうって言ってくれたのも嬉しい。

 それから適当に車を走らせて、海に到着。

 真っ暗な砂浜で、三人ぼーっとしながらしばらく話をしてた。

 大学生みたいだなあって思った。勢いで行動してる感じが。

 最高に楽しかった。

 真っ暗な砂浜に向かう道も真っ暗で、彼女が怖がってて可愛かった。手を繋いで歩いた。気づいてなかったんだけどY君も怖かったらしい。僕は脳天気に大丈夫大丈夫~って歩いてた。一人だけそんな気分だったとは思ってなかった。たぶん、手を繋いで頼られたのが嬉しくて、怖さとかなかったんだろう。

 くったくたになりながら、Y君を家まで送り、彼女も家まで送った。

 今日はめちゃくちゃ充実した日だった。

 最近彼女と遊ぶと、暑さで行動力が奪われてた。僕の家で一日まったり過ごすのが最高に良い選択肢って感じで。

 今日はそれとは真逆の一日だった。外に出て歩いて、いろんな所行って、いろんな事をした。

 これはきっと三人だったからこその一日だと思う。

 そしていい刺激がたくさんあった。

 Y君にとって、荒んだ心を癒やす良い一日であったように、僕や彼女にとっても、普段と違うアクティブな一日となってとっても良かったと思う。

 すごく疲れたけどね!

 全員明日も休みだったのがよかったね。

 また三人で遊びたい。数ヶ月に一回くらいでいいので。

 今日はぐっすり眠れそう。

 おやすみなさい。