かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

しゅっぽっぽー

 彼女と遊んだ。

 今日は午後6時までというタイムリミットが設定されているので、早めの時間からお出かけ。

 数日前にネットで注文してあった、みずまんじゅうくんへのプレゼントが届いていたので、ついでに持って行った。

 ここ数日毎日みずまんじゅうくんに会ってる。嬉しい。

 今日はご機嫌で出迎えてくれたんだけど、僕に会った瞬間に恥ずかしくなったのか、勢いが弱くなった。

 ちょっと照れ気味に、玄関にあった金魚を紹介してくれて、その後走り去った。

 向こうのほうで、おじさんこわい!って言ってるみずまんじゅうくんの声が聞こえる。こわくないよー!

 用意したプレゼントを渡すタイミングを逃したので、どうしようかなーと思っていると、彼女のお父さんがみずまんじゅうくんを抱っこして連れて来てくれた。

 いやだーって泣きそうだったんだけど、用意した電車のミニカーを差し出すと、すっと手を出して受け取ってくれた。プレゼント攻撃に弱いみずまんじゅうくん。

 ちょっとご機嫌を取り戻してくれたようで、また金魚を紹介してくれたりして、お話ができた。

 ももまんじゅうちゃんも今日はご機嫌で僕の方に向かって、何かを一生懸命お話してくれたので、うんうんってお返事してた。可愛い。

 ほんとうにふたりとも可愛いので、僕はすごく癒やされて、優しい気持ちになる。

 プレゼントを渡し終えたので、彼女の家を出発。

 まずは少し早いけどお昼ごはんを食べることにした。

 晩ごはんも一緒に食べることを考えると、早めに食べとかなきゃねって言う話になった。

 僕が食べたい!というリクエストをOKしてもらえたので、ハンバーガーを食べに行った。この間一人で食べて気に入ったのがあったので、どうしてももう一回食べたかった。あと彼女にも食べてみて欲しかった。

 食欲を満たし、続いてお化粧品を見に行った。

 この辺では珍しく、高級な化粧品を扱っているお店があって、そこが目的地。

 以前から、あんまり流行ってる感じがなくて、潰れる前に行こう!って冗談で言ってた。そしたらなんと、今日行ったら閉店セールしてるじゃないですか。びっくり。

 おかげで商品が半分以下になってた。

 高級な化粧品なんて影も形もない。

 楽しみにしていた彼女は、だいぶショックを受けてた。

 他にこういう化粧品を扱うお店って、駅ビルみたいなところにしかないのよね。

 気軽に行けるところがなくなってしまった。

 ただ、全く収穫がなかったわけじゃない。子供服が置いてあるコーナーがあって、そこもセールになってたので、みずまんじゅうくんとももまんじゅうちゃんに服を買ってあげた。

 どちらもきっと似合う!

 しょんぼりしつつ店を出て、ちょっと気になっていた和風の雑貨屋さんに立ち寄り、それから古本探しの旅に出た。

 彼女が買い集めている漫画があって、それをどこかにないかなーって探しまわった。

 行ったことのない古本屋さん二件に行ったんだけど、収穫なし。

 収穫がないまま時間が過ぎていくのはよくない。

 古本探しを止めて別のところへいくという選択もあったけど、もう一箇所古本屋さんに行ってみることにした。

 大きめのお店なので、期待してた。

 だがしかし!目的のもはなかった。

 でも別の収穫はあった。ギリギリセーフ!

 これ以上回るとなると、彼女も僕もしんどくなっちゃう。

 なんとか漫画を手に入れることができて一安心。

 それから文房具屋さんへ寄って、ボールペンを買い、晩ごはんの時間が近づいてきたので、食事にした。

 彼女は親子丼を食べ、僕は坦々うどんを食べた。初めて行ったお店だったけど美味しかったなあ。

 お互いの食べてるものを、ちょっと食べさせてってできるの楽しい。

 一人では味わえない楽しさ。

 ご飯食べ終えて、まだ時間があったので、すこしゆっくりすることにした。

 ずっと髪をなでて、腕をマッサージしてた。

 彼女が気持ちよさそうに目を閉じてるので、寝ちゃえ~って思いながらやってた。眠れるくらい気持ちよかったらいいなあって。

 あっという間に帰らなきゃいけない時間になったので、彼女を家に送り届けて解散。

 こんな明るい時間に彼女とお別れするのもすごく物足りない。あとの予定をサボってしまえと言いたくなったけど、そういうわけにもいかない。

 彼女も名残惜しそうにしてくれてて、嬉しかった。早く帰りたいってなってたら申し訳ないからね。

 家に帰ってきてゆっくりする時間がとれたので、こういうのもありだね。嫌じゃないっていうだけで、彼女と一緒のほうがいいに決まってるけど。

 そんな感じで今日はおわり!良い一日だった。