ポジティブとネガティブ
僕は結構ポジティブな思考をする。
ネガティブな事を考えていると、辛くて心が耐えられないので、ポジティブな方に逃げているんだと思う。
ネガティブなポジティブさを持っていると言える。
現実逃避してるってことだもんね。
対する彼女はネガティブな思考をする。
なにか良いことがあっても、裏に悪いことが潜んでいるのではないかと考えるタイプだ。
だから、同じ事象であっても、僕はポジティブに受け止められる一方で、彼女はネガティブに受け止めているなんてことがよく起こる。
例えば、彼女と僕と、もう一人誰か(Aさん)とでご飯を食べたとする。
そうすると僕は、三人で楽しくご飯が食べられた!よかったよかった!って思う。
思考が浅く、ポジティブだ。
彼女は、Aさん楽しんでくれただろうか、途中で一旦席を外したのは、三人で話している空気感が嫌だったからじゃないか、なんていう風に考える。
色んな事を加味して深く考える。
ネガティブっていうとあまり良い意味に感じられないから、彼女もいい気分がしないかもしれない。
この場合のネガティブっていうのは、深く考えて、悪い可能性とちゃんと向かい合っているっていう意味だ。最悪の事態を想定して、そこから逃げない。
僕は楽観的過ぎる。現実が見えなくなってしまいがちだ。
ポジティブな方が良い感じがするけど、僕はそうは思わない。
だから、彼女がネガティブな方向に思考をするのも良いと思うのだ。
そこまで考えているのか、と感心するというか、勉強になる。
深く読み取るという部分が、自分には圧倒的に足りてないと感じる。
僕は彼女のネガティブな部分を見習って、あまりにポジティブ過ぎるところを改善した方がいいと思う。
一緒にいればそれぞれ、お互いが持っていない部分を補い合える。
彼女がネガティブな方向に進みすぎて、戻ってこれなくなっている時、僕がポジティブさで引っ張ってあげることができる。
僕がポジティブな方向に考えすぎて、問題点が見えなくなっている時、彼女が現実をしっかり見て指摘してくれる。
彼女からすると、僕が無駄にポジティブで、イラッとすることもあるんじゃないかなと思う。
彼女がいてくれるから、安心してポジティブな思考でいられるっていうのもあると思うんだよね。何か見落としてたら彼女が気付いてくれるだろうっていう。
それでうまくバランスが取れるのが一番いいと思う。
彼女が僕みたいにポジティブになったら、それはそれでうまくいかなくなると思うし。
お互いにうまくフォローし合えるような性格してるなあって思う。
違っている部分は決定的に違って、でも共通している部分が多い。
考え方とか結構違うのに、同じタイミングで同じ台詞をよく言うんだよね。
これも今度考察してみたい。
ポジティブとネガティブ、僕と彼女を足して2で割ると、ちょうどいいバランスになってるんじゃないかなと思う。
おわり。