ご家庭
彼女は現在、お父さんとお母さんと三人で住んでいる。
お父さんは絡んできてうざい。とにかく面倒くさい。
お母さんは時折理不尽なキレ方をしてきて、暴走する。ネガティブな発言が目立つ。
彼女の話を総合するとこんな感じだ。
もちろん良いところもあるんだよ。
彼女のことを思いやってくれてるし、優しい。
彼女の性格が形成されるうえで、ご両親の存在っていうのは非常に大きかっただろう。当たり前だよね。
たとえば、お母さんは非常に考え方がネガティブで、何か問題が起こったときに、まず自分側(彼女)が悪いというような考え方をするらしい。
こんなことが起こったんだよって彼女が話すと、それはあんたが嫌われてるからじゃないの的なことを言われるんだと。
それはよくないよお母さん!って思う。
今こんな感じで言われるみたいなので、幼少期もそれに近いものがあったんだろう。
そしたら彼女もネガティブな要素を受け継いじゃうよね。自分に自信も持てないまま成長しちゃうよね。
こりゃあよくない。
良い部分では、お父さんの影響でクリエイティブな才能が伸ばされてきたのかなと思う。
音楽とか、何か作るのとか。創作することはお父さんと一緒に子供の頃から親しんできていたようだ。楽しさっていうものを感じさせてもらってきたからこそ、今もそういうのを楽しんでやれるんだと思う。
彼女が本好きなのは、幼いころに本だったら買ってもらえたという背景があるからだろう。
あとはご両親がある程度彼女の思うようにやれるように、自由にやらせてくれたっていうのは、彼女にとって非常に良かったんじゃないかなって思う。
のびのびやれるほうが彼女の才能は輝くと思うんだよね。固めれば固めるほど、彼女の輝きは失われてしまう。
今の魅力ある彼女は、そうやって作り上げられてきたんだと思う。
僕は彼女のご両親と仲良くなりたいなあと思ってる。
お父さんにちゃんと挨拶をしたい。
お母さんとも親交を深めたい。
すごく暖かくて優しい人なはずだから、僕にもきっと優しくしてくれる!って思ってる。ポジティブ。
大好きな彼女のご両親だからか、人見知りであんまり人と関わりたくない僕だけど、仲良くしたいなって思う。
彼女が僕の両親と仲良くしてくれてるからってのもあるかな。
できるか分からんけど、彼女のご両親に、彼女が素敵な女性であることをアピールできたらいいなあなんて思ってる。
ネガティブお母さんに自分の娘が素敵だなんて良かったわ!って思ってもらうのは至難の技だろうけども。
とりあえず、彼女のお家にご飯食べに行かせてもらいたい!
めちゃくちゃ緊張しそう。
おわり。