かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

しっかり者さん

 彼女はしっかり者だ。

 社会的な常識を持ちあわせている。

 場面に合わせた立ち居振る舞いができる。

 マナーとか礼儀とか、そこまできっちりしたものではなくても、例えば誰かの家にあがらせてもらった時の振る舞い方とか。

 常識的に考えて、失礼のないような振る舞いをするじゃんね。

 勝手に冷蔵庫開けない的なさ。

 さすがに大人になってそんなことする人なかなかいないだろうけど、そういう失礼なことをさらっとやってしまう人っていると思うんだよね。

 椅子をひいたままにするとかさ。

 彼女はそういうところをしっかりできる。

 当たり前のことを当たり前にできる。

 彼女のそういうところが好き。

 誰かの家にお邪魔するときとか、目上の人とご飯食べる時とか、何かと気にしなきゃいけない部分って出てくる。失礼のないようにってね。

 僕はわりと、他人のそういう細かい部分が気になっちゃうタイプだ。

 スリッパちゃんと揃えておこうよとか、そこは遠慮するところでしょとか。

 自分が完璧にできているとは全く思わないけど、注意を払っている部分をほかの人が全く気にしていない感じだと、気になって仕方がない。

 彼女はそういう部分がない。全く気にならない。僕から見て失礼だなって思うような振る舞いをしない。

 むしろ僕の失礼な振る舞いを注意してくれる。

 つまり、彼女は僕よりもそういう部分に気をつけているってことだ。僕よりも高い視点から広く見てるってことだ。

 僕が気付かないようなことにも気付いて、気配りしてる。

 最近分かったんだけど、僕は自分が思っているよりも考えの浅い人間のようだ。浅いところをちょろちょろっと考えて、ふー!いっぱい考えて配慮した!って思い込んでたらしい。

 超気配りできる人間だと思ってた。自己評価高過ぎである。

 考えが浅い僕に対して、彼女の考えはとっても深い。

 一緒にいると、彼女にすごく助けられてるなあって思う。

 どこかに行くときに手土産持って行ったらとか、これを用意しておいた方がいいんじゃないかとか。

 すげー気が利く!って思うことが多々ある。

 僕に足りない部分を補ってくれてる。

 しっかりしてるし頼りになる。

 彼女がいてくれるから、思い切って行動に移せるっていうこともある。

 僕が間違ってたら、彼女が教えてくれるだろう、フォローしてくれるだろうって。信頼してる。

 そんな彼女だけど、全く逆の感じになる時もある。

 僕がしっかりして彼女を支えてあげなくちゃって思うとき。

 例えば、苦手な分野とか、分からないことに関して、全力で僕を頼ってくれる。

 不安なときとか、つらいい時もそう。僕を頼ってくれる。

 しっかり者の彼女と、こういう時の彼女のギャップがすごく可愛い。

 頼られてるって思うと、やる気がでる。普段の何倍か力が出るんじゃないかなって思うくらい。

 うまくバランスよく支えあえてるんじゃなかろうか、と思ってる。

 彼女に支えてもらっている率がかなり高い気もするけどね!

 どんな場面でも、彼女なら大丈夫だって思えるんだよね。

 それだけ彼女のことを信頼してて、評価してる。

 もしも大丈夫じゃない場面があったら僕がなんとかするし。

 書いてたらなんか彼女への愛が溢れてきた。

 あー。好き。

 おわり。