かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

本好き

 僕も彼女も本が好きだ。

 本を読むことが好きだが、同時に集めることも好きだ。

 読んで知識を得たいという欲求。

 読んで楽しみたいという欲求。

 気に入ったもの集めたいという欲求。

 本は色んな欲求を満たしてくれる。

 本好きに分類される人は、読むということはもちろん、集めるということに関して熱を入れている人が多い。

 家に本棚がいくつあっても足りないとか、押し入れに本がぎっしりとか。

 本の収集にはあまりこだわらず、読んだら売るとか捨てるとかいう人もいるけど、僕には理解が難しい。本は所持してなんぼな気がする。

 彼女は幼い頃からずっと本に親しんできた。

 ほんとうに小さい頃から本に触れ合うというのは重要だと思う。

 想像力とか、知識とか、文章力もそうだし、道徳も学べる。たぶん他にもいろんなことが身につく。

 彼女の持つ力というのも、本によって培われたんじゃないかなと思う。

 なにか知りたいっていうときに本から知識を得ようとするのがそれを表してる。本から情報収集、勉強することが習慣となっているのだ。

 なんでそう言えるかというと、僕もなにかっていったら本から情報を得たいタイプだから。

 そしてやっぱり娯楽も本から得たくなる。

 雑誌も漫画も、本という形だから欲しくなるよね。

 本に関してはお財布がかなりゆるくなる。

 お金を払って買うんだけど、完全に等価値という認識だから、お金が本に変わっただけなんだよね。食べ物だったら食べたらなくなるし、衣服だったら着なくなるとか、劣化とかある。

 本は飽きてもしばらくしたら読みたくなる。劣化も本棚に入れときゃそんなにしない。なくならない。本好きにとっては財産となる。

 結果、部屋が本で圧迫される。

 彼女は部屋の片付けのタイミングで泣く泣く本を整理して処分してた。

 僕もそう。もし無限に本を置いておくスペースがあるなら、わざわざ処分なんてしないでとっておくだろう。

 最近は、もし子どもができたら読ませたい本なんていう視点で考えることも多くなった。彼女ともそんな話をする時がある。

 きっと子どもができたら、本を大量に買うんだろうなあ。

 僕と彼女にとって、本の収納、整理整頓というのはかなり重要な問題だ。

 本好きであることによる大きな悩み。

 僕が本好きだから、彼女が本好きであることがすごく嬉しい。

 一緒に本屋さんに行ける。古本屋さんも行ける。しかもそこに長時間滞在できる。週に数回行っても平気。

 素晴らしい。

 あぁ本屋さんに行きたくなってきた。