かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

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 毎日彼女に会いたい。

 今日も彼女に会いたいなーって思ってた。

 仕事が早く終わったら、彼女を誘って服屋さんに行く!という計画を立ててた。彼女が乗ってきてくれるかは分からない。でも会いたいので、それを目指して仕事も頑張れる。

 そしたらなんとかいい感じに仕事が終わって、服屋さんに行く時間的余裕の確保ができそうだった。

 早速彼女に連絡。

 お金がないからいいよーと彼女から返事が来た。僕が買ってあげるよ~なんて言おうかなあと思っていたら、見るだけ見に行く?って追撃が来た。さすが彼女。僕がとにかく会いたいって思っていることを察してくれた。

 急いで彼女を迎えに行って、服屋さんにやってきた。

 安いTシャツを買ってあげようって思っていたら、ちょっとだけ高いTシャツを気に入った彼女。

 今月のお金のなさがやばいのは彼女だけじゃなくて、僕もだ。お金使いすぎた。

 どーんと男らしく、全額払ってあげればカッコ良かったんだけど、1000円僕が出すから残りは彼女ね、みたいなセコい買い物をしてしまった。

 それから、100円ショップと本屋さんへも立ち寄って、帰ってきた。

 道中話題になったのは、本の話。

 もしも僕達が二人で済んだら、確実に本が溢れるよねって。

 僕の家にある本を半分と、彼女の家にある本を半分持ち寄ったら、大きな本棚でもすぐにいっぱいになっちゃいそう。

 そうなると本を買い過ぎないということが重要になる。

 でも僕も彼女も、欲しいとなるとブレーキが効かないタイプ。ついつい買っちゃう。おかげで金欠なのだ。

 彼女の提案は、インテリアになりそうな本、あるいはおしゃれな本以外は買わないというような基準を設けるというもの。

 僕の提案は、ジャンルごとに所持していい冊数を決めておくというもの。料理本は三冊までとか、PC関連の本は二冊までとか。

 どちらの案を採用するとかどうとかっていう話ではないけど、二つをうまく組み合わせていけば、無駄に本が増えていくっていうことは抑えられるかもしれない。

 でもね、絶対ね、この本良いなあ!って思ったら買っちゃうよ。

 僕も彼女も本が大好きだから。

 こればっかりはどちらもお互いのための抑止力になれないんだよね。

 でもここで気が合ってるからこそ楽しくやれる。

 楽しく本買っちゃう。

 本棚がいっぱいになって、置き場所がなくなったら考えるかなあってくらいでいいと思う。

 大きくて丈夫な、本棚を部屋にドーンと置きたいね。

 ちゃんとしたやつを買えば、きっと素晴らしく良い雰囲気になると思う。

 彼女と二人で暮らせて、更にそこにはいい本棚がある。こんな素敵な暮らしないよ!

 楽しい妄想をしつつ終わる。