反省会
彼女に会いに行ったら、彼女に嫌な思いをさせてしまった。
女神様と会う日程を決めようと、彼女が一生懸命話をしてくれたのに、僕がそれに対する反応を雑にしてしまった。
彼女が主導で決めていってくれればいいやという、お任せな気持ちがあった。
結果的に、僕がちゃんとした反応を返さない、具体的な案を出さないという状態になってしまい、彼女に申し訳ないことをした。相槌しかしてなかった。
彼女が土日がいいよねって言ったら、そうだねーって言ってるだけじゃなくて、何日か何日がいいんじゃないかなあという話に持っていかなければいけなかった。
彼女は今すごくお疲れで、精神的な余裕がない状態だ。
僕に会うのも、しんどいのを我慢して、無理をして会ってくれてる。
そんな中で、楽しい会話をしたいのに、僕のせいでこんな嫌な思いをさせてしまった。時間も無駄にしてしまった。本当にごめんね。
今まで同じ仕事をだいたい同じようにやっていたから、彼女と僕の間で、しんどさの共有ができていた。嫌なことがあったり、頭にくるようなことがあっても、うまく話し合って解消してきた。
職場が変わり、労働時間も変わってしまった今、それがとっても難しくなってしまった。
僕はしんどいっていうのを彼女に露骨にアピールしたくないなあって思う。余計な心配をさせたくないし、必要以上に気を遣って貰うのも申し訳ないから。
というのも、彼女は言わなくたって、かなり察してくれちゃう。僕がどれくらいしんどいのか、体力的、精神的にどれくらい追い詰められているのかというのが分かっちゃう。
だから自分でアピールしたら過剰になっちゃうのよね。
彼女はというと、僕がしんどいのを分かっているから、彼女自身がしんどいっていう主張をしづらくなってしまっている。
労働時間的にも、新しい仕事で大変って言う部分においても、僕のほうがしんどいだろうっていうのがあるから。
ただ僕は、彼女のしんどさと僕のしんどさを比べるつもりは全く無い。彼女のほうが働く時間が短いから、しんどいとか言われても僕のほうがしんどいわ!なんて全く思わない。
彼女のしんどさ、僕のしんどさ、それぞれ違うから。
環境面で言えば彼女のほうがよっぽどしんどい状態にあると思う。
彼女がどのくらいしんどいのかっていうのを分かってあげたいと思っているし、そこらの人に比べたら彼女のことたくさん理解しているという自負がある。
でも僕はバカな部分があって、言われないと分からないという時がある。
彼女が思いを口に出してくれることってすごく重要だと思う。
彼女が何も言わないで我慢する人だったら、僕はかなり早い段階で嫌われて距離を置かれてたかもしれない。
もう少しするとこのしんどさが落ち着いてくるんじゃないかなと思ってる。僕も彼女も。
早いところ彼女のしんどさが軽くなってくれたら、と願わずにはいられない。