かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

信頼関係

 今日仕事終わりに飲み会があった。

 僕は飲まなかったのでそのまま車で帰宅。

 時間的にちょうど良かったので、彼女に会いに行くことにした。

 仕事終わりのタイミングにピッタリ。

 駐車場でちょっとした雑談タイムが発生していることを見越して、旧職場へと向かった。

 彼女に会いたかったのはもちろん、Y君にも会いたかった。

 というのもY君は現在就活中だ。どんな感じかなっていうのを聞いてみたかった。背中を押してやろうなんて思ってたけど、それはちょっとおこがましかったかもしれない。

 単に僕が、今こんなにしんどいんだよって言いたかっただけかも。

 予想通り彼女とY君と、くまもんがいた。

 くまもんはどうでもいい。

 Y君と話をして、合間に彼女も入ってきてくれて、楽しく会話ができた。

 そこでY君が、僕と彼女のやり取りを見て、彼女が僕に厳しいですねって言い出した。当たりがキツい的な。

 僕と彼女の間には、普通の人が理解できないレベルの、信頼関係っていうのが成り立っていると思う。

 僕が仕事頑張ってる、しんどいっていう話をしても、彼女は優しい言葉を掛けてくれることはあまりない。これは前にもちょっと触れたよね。

 僕は彼女を信頼している。「僕今すごいしんどい!つらい!」って言った時に「ふーん」って返されたとしても、それはそれで良い。彼女は「ふーん」っていいながら、こいつ大丈夫かな?って思ってくれてるから。

 これは仮にだけど「頑張ってるアピールしてんじゃないよ」って言われたとしたら、それは彼女が本当にそう思ったってことだ。僕の今の頑張りが評価に値しないと思っているからこその言葉。

 彼女は僕だから優しくしてやろうとか、僕だから厳しくしてやろうと考えているわけではない。むしろ客観的な立場から公平なジャッジを下そうとしてくれてる。

 僕の努力が結果を伴って、評価に値すると思ってくれれば、きっとすごく褒めてくれるだろう。

 ところで、職場の先輩方が奥様について話しているのを聞く機会がある。

 結婚生活がとてつもなく良いもの、というご意見は出てこないけど、奥様がいてくれることの重要性というのは強く語られていた。

 奥様がいてくれるから、仕事に身が入る、集中できる、ということ。

 そして妻を幸せにするという目標が、仕事のやる気にも繋がると。

 僕の目標は、彼女を幸せにすることだ。

 僕にとって彼女は頑張る理由であり、相談したり励ましてもらったりできる素晴らしい存在である。

 僕らの信頼関係をきちんと知らないY君は、彼女の発言の裏に隠された優しさを読み取れなかったんだろうね。

 僕がこんな風に思ってることも絶対に知らないわけだし。

 僕は今のままの彼女が大好き。だから無理に褒めてもらいたいとは思わない。優しくして欲しいけど、それは行き過ぎると依存とか、単なる甘えとかになってしまう。だから適度な優しさがあればいいと思う。

 Y君の発言を気にしたのか、いつもより優しくしてくれた。気にしなくていいよ!って思った。僕は彼女との会話が本当に楽しい。厳しいこと言われようが、優しくされようが、彼女の心の中はちゃんと分かっている。

 信頼関係、本当にすごくあると思う。