かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

努力を怠らない

 最近、彼女が僕に会いに来てくれる。

 今までは僕が会いに行くことが圧倒的に多かった。

 僕が慣れない仕事で疲れているから、わざわざこちらに出向いてくれるんだと思う。優しい。めちゃくちゃ優しい。

 今日も用事を済ませた彼女から電話があった。

 そっち行こうか?って。

 僕はとっても会いたいので、来てくれるの!?って大喜びした。

 ずっとやってきたからこそ、それをしてくれるってことのありがさを感じる。

 片道20分くらい掛かるから、けっこう大変なんだよね。

 会いに来てもらえるのって嬉しい。

 会いに行くのは楽しい。

 彼女は直接言葉で言わないけど、すごく応援してくれてるんだろうなって感じる。心配もしてくれてると思う。彼女のこの優しさってバカには伝わらないかもしれないね。

 察する能力があると、彼女の優しさはもちろん、有能さっていうのも凄く良く分かる。

 こんなところに気付いてくれたのか!とか、これを既に終わらせてあるなんて!とか。気付くことができる。

 こういうことって、自分にある程度の知識とか能力がないと気付かないよね。

 例えば、存在を知らない業務を、誰かが済ませてあったとしても、気付くことはできない。当然感謝もできない。

 自分がやっている仕事を、一段階高いクオリティで終わらせられる人がいたとしても、そのクオリティを理解できなければ、同じ仕事をしていると認識してしまう。

 彼女の気配りを、なんて気が利く人なんだろうって受け止められる人は、同じような気配りができる人の可能性が高い。

 質の高い人は、質の高い人の所作を評価できる。

 だからこそ、よくブログに登場する、ブッダさんとかヤショーダラーさんとか、女神様なんかは、彼女のことを評価してくれるんだよね。

 質の低い人でも稀に、質の高い人のことを理解できることもある。でもそれは本当に稀だ。

 彼女のやっていることを、質の低い人に理解させるには、言葉で説明するしかない。

 これだけ気を配ってるんだよ、これだけ頑張って仕事をしてクオリティ上げてるんだよってな感じで。

 これを彼女に自分で言わせるのは酷な話である。

 自分はこれだけできる人間ですよ~!ってアピールしなくちゃいけないようなものなのだから。

 先日、座敷わらしの一件で、もっとフォローして欲しかったと彼女が言ってた。

 やっぱり、彼女のやっていることを彼女以外の人がアピールするってことが重要だ。それがフォローってことになる。

 バカにも分かるように、アピールすること。それによって、一段階上にいる彼女のやっていることが、みんなに伝わるわけだ。

 僕がもっともっと積極的にそれを行わなくてはいけなかったなって反省した。

 最初の話に戻る。

 彼女がわざわざ僕に会いに来てくれるのも「会いに来てくれるんだー!」って喜んでいるだけではおバカさんだ。

 心配してくれている、元気づけようと思ってくれてる、会いたいって思ってくれてる。それに、僕が彼女に会いに行くのが大変だから、代わりに行ってあげようって思ってくれてる。

 こういう風に彼女の思っていることを想像して、察することができれば、正しい形で感謝することができる。

 彼女の気遣いや思いやりが無駄になることはない。

 僕もまだまだ未熟だから、彼女の気配りを察しきれないところはあると思う。

 やってもらえることを当たり前と思わないこと、彼女に任せきりにせず努力をすること、これはとっても大事。

 現状にあぐらをかかず、努力を怠らない。彼女が昔言ったこの言葉は、ずっと僕の心をビシっとさせてくれる。