かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

たくさんの祝福

 今日は彼女と遊んだ。

 本日の大きな目的は、リリーさんに会いに行くこと。それと、あんなちゃんのお誕生日プレゼントを買いに行くこと。

 普段行かない方面へのお出かけで、距離も遠め。移動距離が長いのが苦手な彼女にとっては結構な試練である。

 彼女を迎えに行って、コンビニで飲み物を買った。

 まずはリリーさんに会いに行く。今日がお休みでないことを祈りながら向かった。春休みシーズンも終わり、道路が混んでなくて快適だった。

 それでも一時間以上車を走らせ、やっと到着。彼女とのドライブは気楽で良い。すごく楽しい。見かけた変な看板にツッコミを入れたり、気になるお店について話をしたり。普段行かない方面だから余計に楽しい。

 職場へと突撃し、早々にリリーさんを発見。お仕事中だから静かに近づいて声を掛けた。リリーさんはびっくりしてた。そりゃあまさか来るとは思ってないだろうしね。

 リリーさんが以前手伝いに来てくれた時に、やり残したことがあるって僕に仕事を引き継いでくれていた。それを彼女と協力して(彼女がほぼ全部やってくれたんだけども)やり遂げたので、それの報告をした。やったことを写真に撮っておいたので、彼女がそれを見せるとめちゃくちゃ褒めてくれた。仕事ができる人に褒めてもらえるとちゃんと評価されてるんだなって思える。

 僕も彼女も大喜びだった。

 僕の次の仕事が決まったことも報告できて、よかったねって言ってもらえた。嬉しい。「(僕がいなくなることで)職場が大変になるね」とか、彼女に「寂しくなっちゃうね」とか言ってくれてありがたかった。

 リリーさんは裏表があんまりない人だから、発言が本心からなんだなって感じられる。

 さてこの職場、だるまさんも生息している。リリーさんと話をしていたら、すささーっと近くを通り過ぎていくだるまさんを確認。でも立ち止まることはなかったので忙しいのかなって思っていたら、二度目の通過の時に立ち止まって会話に入ってきた。構ってもらいたかったらしい。

 リリーさんはだるまさんの事をよく思っていないので、ここで離脱して休憩に入った。でもすぐに戻ってきてしばらく話をしてくれた。わざわざ休憩時間を削ってまで我々と話をしてくれるなんて!って大喜びである。

 そうしていると、だるまさんに仕事が決まったよっていう話をしてないことに気付いた。仕事に戻っちゃったし、別に言わなくてもいいかって思ったんだけど、彼女が言っときなって後押ししてくれた。

 改めて言うのがちょっと気恥ずかしい。でも気合を入れて言ってみたらおめでとうって言ってもらえた。またお祝いにご飯食べよって。いつになるやらって感じだけどありがたい。

 だるまさんに別れを告げ、しばらく職場をウロウロしたあと車に戻った。

 ふーって一息ついた瞬間、だるまさんがばーって走ってきて、チョコを差し入れてくれた。びっくりした。うおおお!?ってなった。急いでくれたんだろうね。渡し終えたらばーって戻っていった。僕たちが来たのが相当嬉しかったんだろうという話になった。

 だるまさんが露骨に喜んでくれるので、僕たちはなんだか善い行いをした気分になる。いい気分で次の目的地へと向かった。

 複合商業施設。いろんなお店が入ってて楽しい。そこに入ってるブランド店に行った。おっしゃれな部屋着が売ってる。これが今回のプレゼント。女子力の高い店内に女子力の高そうな店員さんがいて、僕一人では絶対に足を踏み入れることはないだろうなと思った。

 探してた部屋着はすぐに見つかって、これにしよう!ってなった。僕はこの部屋着をぜひとも彼女にも着てもらいたい。可愛い。いつかプレゼントしたいなあ。

 順調に今日の目的を達成し、一安心。どうしても今日中に買わなくちゃいけないものを済ませられた。彼女の心に余裕が生まれた。

 施設内をぐるりと回り、巨大な雑貨屋さんへやってきた。

 ここではあんなちゃんの誕生日をお祝いするための、カードとか飾りを探した。

 核となるカードと、それを飾り付けるためのお花の飾りを見つけて購入。他にもお祝いに使えそうなものを探しまわったけど、ピンとくるものが見つからなかった。この辺りで歩き回っていた僕たちに疲労の色が見え始め、僕は空腹を訴えだす。

 あ、そうそう、写真立てを見たら、彼女が気になった写真立てを持とうとした瞬間、僕がその写真立てが良いねっていう事態が発生した。とっても気が合う!

 その後、施設内に入っているご飯やさんで食べようかねーと言いつつ、本屋さんへ寄り道。

 面白い漫画を探そう!という体力がないのでぐるっと回って、彼女が気になったエッセイを購入。途中彼女が求めているものが何か分からず、ちょっとだけ不機嫌にさせてしまった。至らぬ僕。

 買い物を終え、空腹が限界に達しそうだった僕は、見るもの全て美味しそうに思えていた。

 幾つかのご飯屋さんを見て、それからカフェの入り口でメニューを見てた。めっちゃ美味しそうな和食がおすすめされてて、釘付けになった。そしたら店員さんがどうですかーって声を掛けにやってきた。

 彼女にどうする?って相談しようと振り返ると、食べたいならいいよって言ってもらえた。僕がそれを食べたい感じ出しまくってたらしい。これがいい!って入り口で言ってればそうか。

 ここへは一回来たことあったけど、その時はお茶しただけだった。ご飯食べるのは始めて。いい席に座らせてもらって、最近インテリアに興味のある僕たちはソファの座り心地が気になった。

 注文したご飯が運ばれてきて、もぐもぐ食べながら、添えられていたポテトサラダの美味しさに驚愕。彼女が使われている材料を推理してくれたので、メモした。これには何が入ってる、何が使われいるって料理を一緒に分析するの楽しい。そして彼女の分析力素晴らしい。めっちゃ食べたことある味するなーって僕が思ってたら、彼女はそれがニンニクだとすんなり当てた。言われてみればそうだ!ってなった。

 あとサラダに使われていたのがレモンドレッシングで、彼女が気に入ったって言ってたのでそれもメモった。

 最近、いろんなことをスマホにメモってる。彼女が鏡台は必ず必要って言ったのをメモってあったり、いいなって思ったタオルのブランド名をメモってあったり。いつか役に立つ日が来るかもしれない。

 カフェのご飯ってあんまり期待してなかったんだけど、すごく美味しかった。味付けもいいし、素材もきっと良いのだろう。入り口で写真を見た瞬間に美味しそう!って思ったあの感じを全く裏切らなかった。

 落ち着いてて、おしゃれで、ご飯が美味しい。素敵なカフェだ。また来たい。

 食事を終え、車に戻った。すると彼女がパイナップルのジュースを取り出して僕にくれた。

 さっきカフェでパイナップルジュースが飲みたい!!って思ったんだけどお高いので我慢してた。すごく飲みたそうだったから、自販機で買っといてくれたんだって。僕がトイレに行ってる隙に。

 めっちゃ優しい!!!めっちゃ嬉しい!!!ってなった。すごく気が利く!優しい!

 まさかもらえるなんて思ってなかったので、嬉しさでいっぱいだった。ありがたく頂いた。角切りパインが美味しかった。幸せ。

 それから、100円ショップに行きたいという彼女のご要望に応え、少し車を走らせたところにあるお店へ行った。彼女は細い紐が欲しい!ってことだったんだけど、本当に欲しいと思っていた感じの紐が見つからなかった。とっても残念。希望に近い紐と写真立てを購入。

 ここで現在地の近くに、お世話になった上司が働く職場があることに気づいた。彼女に寄っていい?って聞くと快諾してもらえたので向かう。

 毎回誰を訪ねる時でもそうなんだけど、事前にアポを取らないので居ないことも十分にありえる。ただ寄るだけなのに、行きますって宣言するのも押し付けがましいなって思うからね。いきなり来られるのが迷惑という可能性もあるはあるけどさ。

 少々迷子になりながら到着し、職場へ突撃。

 いるかなーいるかなーって探してたらわりとすぐ発見できた。わーい!って思って駆け寄ってあいさつした。この方、以前鉄人さんとご飯を食べた時にブログに登場した人見知りさん。彼女と目を合わせてくれないことで有名。

 今日は人見知りさん絶好調だった。仕事のテンションだからかもしれないけど、彼女にも普通に話しかけてて、三人で盛り上がった。

 僕が仕事決まった話をする前に、決まったんだって?って言われて、広まってる!!!ってなった。

 喜んでくれたんだけど、同時に、もう構ってもらえなくなっちゃうって非常に残念がってた。そんな風に思ってもらえるのはありがたい。遊べますから!遊びますから!って感じだった。彼女の後押しもあって、近々遊ぶ約束ができた。本当に彼女にフォローしてもらってばっかりだなあって思った。ありがとう。

 人見知りさんは彼女に対して、苦手みたいな感情を抱いているのかなって思ってた。それは彼女も僕も思ってた。目を合わせてくれないし。そしたら今日は、人見知りさんの方から、彼女にまた仲良くしてねって言ってくれてた。本当に単純に人見知りしてただけみたい。やっと慣れてきてくれたってことかな。嬉しい。

 また三人でご飯行きましょう!って言っといた。楽しそう。鉄人さんもいれてやろう。

 あんまり仕事の邪魔をしたらいけないってことで、僕らは退散。就職祝いに何か買ってくれるって言ってたから、何を買ってもらおうか考えとこ!

 いつの間にやら結構雨が降ってきてた。いつも遠出した時の帰り道は雨だねーって言いながら地元に向かって車を走らせた。かなりの確率で雨になるので不思議だ。

 家に帰る時間まではまだ余裕があったので、ディスカウントストアへ足を運んだ。

 彼女が履いてるクロックスと同じものが激安!って売られてたので買った。前回来た時は購入を見送ったのだが、今回は欲しい気持ちが勝った。彼女とおそろい!

 小袋包装になってるお菓子を、一日一袋だよ!って言いながら彼女に買ってあげた。たくさん食べないようにお約束。大袋だと開けたら食べちゃうから、小さい袋のやつが良い。

 以上で買い物終わり。

 ちょっと休憩したのち、帰宅した。

 あんまり行かないところだったからか、一日中すごく楽しかった。彼女も同じだったみたいで、良かった。楽しくて二人ではしゃいでると更に楽しくなる。

 結構長い距離移動したのと歩きまわったのとで疲れたけど、疲れより楽しかった!っていうのが大きい。

 仕事が変わると、こうやって彼女と買い物に出かける機会が減ってしまう。すごく悲しい。どうにかして彼女とお出かけする機会を作りたい。そうじゃないと僕はなんのために仕事頑張ってるんだってなっちゃう。彼女と会う機会も僕が努力しなかったらどんどん減っちゃうと思う。減らさないようにしたい。毎日でも会いたい。

 環境が変化するけど、今はどうなるのか分からない部分も多い。こうしたい!っていう目標を立てづらい。でも一つだけ確実に言いたいのは、彼女との交流を絶対に薄くしたくないってことだ。

 僕が仕事を頑張るのは、彼女と楽しく過ごしたいからだ。色んな要素によって彼女と楽しく過ごせなくなってしまうのならば、仕事を頑張る意味もない。僕にとって一番大切なのは彼女だ。もちろん仕事は頑張らなきゃいけない。彼女が大切だって言って仕事をないがしろにするようだったら彼女に怒られる。彼女を言い訳に使っちゃいけない。

 この先も彼女と一緒にいるために、仕事をする。そう思っていればいくらでも頑張れる。

 環境は変わっても、今までしてきたことは継続して、更に彼女にしてあげられることを探し続けないといけないなって思う。

 努力を続けて、彼女にとって僕が頼れる存在になるのが目標。

 安心を与えたり、嫌なことも楽しいことも共有したりしていきたい。

 今日がすごく楽しくて、これから先のことがちょっぴり不安で、こんなことを考えた。

 これから先も彼女と楽しく毎日過ごせるように頑張る。

 今日も一日良い日だった。