お客さんとして
「お店の人に優しい人は良い人だ」という記述をどこかで見かけた。
今日はふとそれを思い出して、そのことについて考えていた。
絶対そうだ!と言い切ることはできないが、わりと正しい意見だと思う。
対応が優しい人は、自分とお店の人を対等に見ている人だ。相手に嫌な思いをさせないようにという配慮をしてくれる。良い人だよね。
お店の人に対して優しくない人っていうのは、店員を見下している人や、自分がサービスを受けて当然と思っているような人だ。相手に嫌な思いをさせるとかさせないとか気にしてない。とても良い人とは言えない。
かなりざっくりだけど、こういう傾向は確実にある。
彼女はというと、もちろんお店の人に優しい。
買い物をする時の対応は丁寧だ。お金を出すときや受け取る時、何かを聞かれた時、どれも丁寧。お店の人よりも丁寧なこともある。
お店の人が何かミスをしてしまっても、優しく対応する。
僕は、お店の人に雑な対応をする人がすごく嫌い。客なんだからと、店側の都合を無視するような人ね。ものすごく嫌だ。
彼女がそんな人じゃなくてよかったなと思う。真逆だからね。
お店の人に面倒くさいと思われるんじゃないかと、正当な主張すら躊躇うくらいだから。
彼女はどんな状況であっても、相手の立場とか都合というものを慮ることができる。
お店が忙しいから対応が雑になっちゃうんだなとか、この人はこういう性格だから冷たい対応になってるのかなとか、考えてあげることができる。
それによって彼女自身が不利益を被ることはある。だが、お店側から見たときに彼女が嫌なお客さんになることはない。
優しいお客さんである。
接客業をしているから、同じような仕事をしている人の気持ちがよく分かる。だからこそ、そういう人たちに厳しくなれないというようなことを以前彼女が言っていた。
これも彼女の優しさだと思う。
彼女の思いやりとか気配りというのは、店員さんに対してもちゃんと発揮される。例えば、商品のバーコードを読み取りやすいように置くとか、そういう感じの。ポイントカードを出すタイミングをお店の人に合わせるとか。
さりげない優しさって店員さんにはちゃんと伝わっていると思う。
彼女が素敵な気配りのできる、優しいお客さんで良かったなと思う。
おしまい。